No. 610 聞き方講座 | らぶハイエナのブログ

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現在三重県に転身赴任中、三重と神奈川を行ったり来たり。

昔から感じていた事だが、
私は、どうもコミュニケーション能力に難がある様だ。


具体的には、

相手が伝えたいと思っていることを正しく理解できない様だ。

そして、相手が話し手の場合、話が途切れてしまうこともしばしば。

所謂、聞き下手である。


ちゅう事で、ちょっと勉強してみようかな~、と思い立ち、

ネットで調べてみたら、

そのものずばり、

「聞き方講座」なるものを発見。

やっぱり、あるんだね~、こんな講座。


見つけたのは、
朝10時~夕方5時迄、
昼食休憩等を差し引いてもビッチリ6時間の講習会。


うげ~、結構大変そう・・・。
と、思いながらも、


申し込んで先週行ってみた。


当日、受講生は、私入れて7人。
講師は3人。


手厚いですね~。
否、この日は受講生が少ないらしい。




宮崎哲弥似の先生が取りまとめ役の様だ。
しゃべり方も評論家風な感じ。

メインで講義進めていた先生は、柳沢慎吾みたいな感じの方で、徐々にテンションが上がってきてしゃべるしゃべる、正に慎吾って感じ。

3人目は、高田純次が普通のテンションになったような先生で、サポート的な感じ。



講座は、
10~20分程度座学の後一時間程度の実習を繰り返すスタイル。






朝一の座学で、
聞き下手な人の大半が
「話すことこそが大事で、聞くことが適当になっている」そうだ。


その通りだな・・・。
でも、それができないんです~。


その後の座学を要約すると、

「相手の話から、相手が何を話したいのか?」
話の的は何か?
話の意図は何か?
その話の基になる根拠は何か?
話のどの部分で共感を求めているのか?

「わかろうとする努力が必要です。」


そして、「相手が話したいと思っていることを質問する事により相手を理解し、相手に気持ち良く話をさせる事が重要です。」


と言った感じ。


なるほど・・・。
頭では理解できるんですがねぇ・・・。




でも、良く考えないで話している人も結構いるので、

特に感情表現の部分に耳を傾け、その単語を復唱するとよいそうだ。
あと、目や表情や仕草からも感情を汲み取る努力が必要だそうだ。

そして、相手の話を要約できる理解力を身に付ける事が大事。



うへ~。
かなりディープになってきたよwww。



更に、
気持ち良くしゃべらせるテクニックとして、
同意のあいづち、
共感のあいづち、
促進のあいづち、
整理のあいづち、
転換のあいづち
を使い分けられるようになりましょう。



・・・。


最後は、質問して話を聞く技術。

要約すると、
「人の話を鵜呑みにはせず、好奇心を強く抱く事。質問と詰問とを混同しないように配慮し、焦らず答えを待つ」
って感じ。


う~ん、耳が痛いね。



実習は、30代位の一流ホテルのテナントに勤務されている女性と40代位の医療系の仕事に従事されている女性(滅茶苦茶綺麗な方でした)の3人ですることに。


午前中は、あいづちの実習からはいり、
(聞き方の基礎だから仕方ないとは思いつつもかなりしょーもない内容。)


午後、要約の実習。
3人が話し手と聞き手とオブザーバーを役割分担して進める内容。


お題は「思い出に残っている仕事」


話し手となった綺麗な方、自分が立ち上げた仕事についてお話しされる。


凄い!見た印象とは裏腹に物凄いバイタリティのある女性だ。聞き方講座の実習ということを忘れて話の面白さに聞き入ってしまう~。


オブザーバーになった私は、進行役。


聞き手役となったホテル勤務の方に
「何か質問質問ありますか?」


この後のやり取り殆ど忘れてしまったので流れだけ話すと、


聞き手役の方に要約して発表してもらい、

んで、

話し手の方に、要約が的を射ていたか確認し、

最後、私から総括。


「要は、当事殆ど男性しかいない職場にはいり、女性進出のパイオニアになれた事と、今迄存在しなかった新しい組織を立ち上げるという大仕事をやりとげたという話しですね。凄い成果ですね。何故こんな大変な職場で仕事をしようと思ったのか是非動機を伺いたいですね~」

等とコメントしたような事覚えてます。

んで、役割入れ替わり、

話し手が、ホテル勤務の方で、
聞き手が私の番、


ホテルで葉巻の販売に従事しているそうだが、常連の客Aさんが3本70万円の葉巻の取り寄せをオーダーしたそうだ。後日、注文の品が届いたので連絡したら、「Bにプレゼントしてもらう品なのでBに売るように」依頼されたそうだ。後日、客Bが来店し購入していったそうだ。客Bにそれとなく聞いてみたら、誕生日でも何かの記念日でも何かのお礼でもないそうだ。あれ買ってよ~、イイヨ~的なノリだったそうだ。


金持ちは庶民とはかけ離れた感性でお金を使うと感じたエピソード。


面白い話ですね~
ホントに「聞き方講座」の実習中だってこと忘れちゃいます。



休憩後、

ホテル勤務の方が抜けて、20代の入社2年目の建築系企業で設計業務に従事している青年入ってきて、


質問の実習。
聞き手が、話し手に10分間インタビューして、1~2分間で他己紹介するというプログラム。


最初は、
インタビューが美人女性。
話し手が青年。

青年、かなりの聞き下手、話し下手な感じ。正に彼こそがこの講習会を最も必要としている人間かも知れない・・・。


が!、


この女性、インタビュー超うめー!
青年も、段々積極的に話すようになってくるwww。


他己紹介も綺麗に纏められていて、


このセミナー受講の必要無いんじゃないの?って感じ。


「でも、面白く纏める事が出来ないんですよね~」


皆が興味をひくような言い回しが出きるようになりたいと考えているのだろうが、そこまで求めなくても十分だと思うんですが・・・。



役割入れ替わり最後は、
インタビューが私で、
聞き手が美人女性。


あっちこっち聞くと、纏まりづらくなると考えて、趣味の話を10分間インタビューする。


「週末ヒトカラに行くのが趣味」だそうだ。


「・・・ヒトカラってナニ?」


一人で入るカラオケボックスだそうだ。


「ストレス発散になるのでたまの週末いく」そうだ。
「料金がとても安い深夜に行くのだか、夜中に退店するとちょっと怖いので、朝まで居続ける事にしており、6時間位歌い続ける」だそうだ。


「それは、なかなか凄いですね。」


「それで、最近歌がホントに好きだということに気付き、もっと上手くなりたいと思い、1ヶ月ほど前から本格的にボイストレーニングをうけ始めた」そうだ。


好きだと言うことに気付き・・・
言い回しがスゲー引っ掛かる~。
好きじゃなきゃヒトカラなんて行かないし、六時間も歌い続けないんじゃない?

この話は一旦おいておいて、とりあえず、先にボイストレーニングの話を聞く。


「何か目標あるんじゃないですか?」


「年末にオーディション受ける約束貰っており、合格すれば、ライブハウスで歌うことが出きるようになる」そうだ。


「ホントに何から何まで凄い方ですね~」


「処でヒトカラは何時から行き始めたんですか?」


「二年ほど前からです。」


合点した。この方、天然系だ・・・。



面白く纏められないというこの女性にサービスしてあげよう!



私から、この女性の他己紹介。

「この方は、二年も前からヒトカラに通い続けていたのに、自分が歌が好きだと言うことに先月やっと気付くという天然系の女性ではありますが、本格的にボイストレーニングをうけ、ライブハウス出演を目指すという大きな目標を持って取り組まれている非常に積極的な女性です」


こんな感じ、
この女性は、気を悪くすることなく、
ちょっとウケた。



17時、定刻通り終了。