※「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク(仮称)準備会設立シンポジウムのお知らせです。
つながろう! 市民発 子どもの貧困解決政策へ
★緊急提言:中学・高校生を卒業クライシスから救え!
昨年10月、厚生労働省は初めて貧困率を公表し、17歳以下の子どもの相対的貧困率を14.2%としました。さらには、12月、あしなが育英会は、「子どもの貧困対策基本法」の制定を政府・各党に要請しています。今、日本の子どもの貧困問題は、解決のための新しい局面を迎えようとしています。
子どもの貧困問題は、ひとりの人間の育ちと人生を左右し、日本社会の将来に関わる「待ったなし」の課題です。私たちは、それぞれの現場や領域で、これまでに築いてきた取り組みとネットワークをもとに、種々の困難を抱える子どもの貧困問題の包括的な解決に向けた本格的な取り組みを希望をもって始めるために、子どもの貧困問題の多様な領域をつなぐ全国的な新しいネットワーク「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク(仮称)を設立することを呼びかけます。
そして、そのための準備会設立シンポジウムを企画しています。子ども・若者世代のみなさん、保護者のみなさん、子どもに関わる幅広い立場の方々、お誘い合わせのうえ、ぜひ、ご参加ください。
「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク(仮称)準備会
発起人 湯澤直美 立教大学、山野良一 児童福祉司、三輪ほう子 明石書店
★「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク(仮称)
準備会設立シンポジウム
日時:2010年1月31日(日) 13:30~16:30(13:00開場)
資料代:(可能な方より)1000円 ・学生無料
場所:立教大学池袋キャンパス 7号館 7101教室 池袋駅西口より徒歩12分
・会場への案内図はコチラ(立教大学の公式サイトへのリンク)
・7号館は立教大学池袋キャンパスの東端にあります。
7号館の位置はコチラ(立教大学の公式サイトへのリンク)
プログラム(予定)
第Ⅰ部
子ども・若者世代からの発言:学費問題・生活困難・進路問題のリアル
・高校生/授業料滞納生徒のリアルなど
・大学生/ひとり親家庭の生活の困難・学業とアルバイト問題など
★緊急提言:中学・高校生を卒業クライシスから救え!
リーフメッセージ記入 参加者のみなさんに「私たちの願い、政策への要望・提案」をご記入いただきます
第Ⅱ部
子どもの貧困問題に取り組む現場からの報告
「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク準備会設立の呼びかけ
シンポジウム終了後、準備会設立に向けた打ち合わせを予定しています
参加申し込み・お問い合わせ(当日参加も可能です)
ブログ http://antichildpoverty.blog100.fc2.com/
※ブログ右上にある「シンポジウム参加申し込み」フォームよりお申し込みください。
もしくは、件名に「シンポ申し込み」と明記し、必要事項(①お名前、②ご所属〈お立場〉、③お住まいの都道府県、④電話番号)をご記入のうえ、メールまたはファクスにて、1月28日(木)までに下記宛てお送りください。参加票は特に発行いたしませんので、当日、会場にて受付・お支払いをお願いいたします。
メールアドレス anti_childpoverty@yahoo.co.jp
TEL 03-5818-1177
FAX 03-5818-1179(明石書店:三輪)
▼参考資料
「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク(仮称)準備会設立の呼びかけ
ここ数年、日本の社会は、貧困の問題を噴出させています。おとなたちの貧困の影に隠れて見えにくかった子どもたちの貧困問題も、ようやく社会に注目され始めています。
2008年より、さまざまな書籍・雑誌・新聞・テレビなどのメディアが急速にこの問題を取り上げ、全国各地で子どもの貧困をテーマに、シンポジウムや集会が開かれるようになりました。
また、児童扶養手当や母子加算など母子・父子家庭への援助、保育所入所問題、学費・奨学金問題、社会的養護の問題などさまざまな分野で、子どもと子育て家庭の暮らしや経済の困難を軽減させるための取り組みが、多様に広がっています。
2009年9月には、当事者・援助者・学校・福祉・医療関係者・民間支援団体・行政関係者・弁護士・研究者・ジャーナリストなど100人以上のネットワークによって、『子どもの貧困白書』が刊行されました。
10月には、厚生労働省は初めて貧困率を公表し、17歳以下の子どもの貧困率を14.2%としました(2006年時点)。さらには、12月、あしなが育英会は、「子どもの貧困対策基本法」の制定を政府・各党に要請しています。
今、日本の子どもの貧困問題は、解決のための新しい局面を迎えようとしています。子どもの貧困問題は、ひとりの人間の育ちと人生を左右し、日本社会の将来に関わる「待ったなし」の課題です。私たちは、それぞれの現場や領域で、これまでに築いてきた取り組みとネットワークをもとに、種々の困難を抱える子どもの貧困問題の包括的な解決に向けた本格的な取り組みを希望をもって始めるために、子どもの貧困問題の多様な領域をつなぐ全国的な新しいネットワーク「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク(仮称)を設立することを呼びかけます。
当面、準備会として、次のような目的や活動をめざします。
1.多様な当事者、援助者、学校・福祉・医療関係者、民間支援団体、行政関係者、弁護士・法律家、研究者、ジャーナリストなどの幅広いネットワークをつくる。
2.子どもと家庭・家族、福祉、教育、医療、労働などに関するさまざまな政策や法律の評価や提言を通じて、周産期から社会的自立・離家までを視野に入れつつ、子ども・若者の貧困をなくし予防していくための取り組みを行う。
3.学習会・イベント・ホームページなどを通じた社会的問題意識の喚起、情報収集や情報提供、当事者のエンパワメント、調査研究活動など幅広い活動を行う。
以上、「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク(仮称)設立の趣旨をご理解いただき、さまざまな立場の方々にご参加いただきたいと思います。
2010年1月1日
「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク(仮称)準備会 発起人
湯澤直美 立教大学コミュニティ福祉学部教員
山野良一 神奈川県厚木児童相談所 児童福祉司 三輪ほう子 明石書店
【連絡先】メールアドレス anti_childpoverty@yahoo.co.jp
ブログ http://antichildpoverty.blog100.fc2.com/
TEL 03-5818-1177/FAX 03-5818-1179 (明石書店 三輪)