人と違うということにこそ価値があります。人と違う事に誇りを持ちましょう! | いけばな光風流家元 内藤正風のブログ

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光風流家元 内藤正風の日々の徒然です。
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今日の教室も、とても楽しい時間でした。
お稽古に来られている皆さんの喜ぶ顔が何よりも嬉しくて、そんな気持ちを自撮りで表現してみた、光風流家元 内藤正風です。


「いけばな」に携わっていると、人と違うという事について考える機会が多いです。

例えば「いけばなの作品」という観点で考えると、その人となりや特徴の現れた作品にこそ、面白さや魅力が備わります。
これは人と違うという事を「良」としている観点ですね。

ところが、服装やアクセサリーや靴などになると、周囲とちょっと違う事をしているだけで、あの人はどうだとか、おかしいとか言われる方が多いですよね。
これは人と違う事を「否」としている観点ですよね。

これって、人と違うという事を「良」としたり「否」としたり、おかしいですよね。
何故こんなことが起こるのか、ず~っと不思議だなあと思っていたのですが、最近やっと理由がわかりました。

結論から言うと、これは
判断した人の経験や能力に基づいた「自信」の大きさによって良と否が決められているんです。

これだけじゃぁチョットわかりにくいですので、少し詳しくお話ししますね。

一番最初にいけばなの作品を例に挙げましたよね。
その人となりや特徴の現れた作品にこそ、面白さや魅力が備わり、これは人と違うという事を「良」としている観点である。と。
ところがこの作品も、その特徴が見る人の経験や能力をはるかに超越していた場合には、多くの場合に人は「否」の結論を出そうとします。

いけばなではないですが、例えば岡本太郎さんの「太陽の塔」。
発表された当時は、世の中から凄いバッシングと言うか反対の意見を言う人が多かったですよね。
けれど今、あの太陽の塔を見て皆さんどうですか?
若い方から年配の方まで男女も関係なく、普通に良い作品と言うか面白い作品としてご覧になられていますよね。
ピカソの絵も同様ですよね。

服装でいうと、坂本竜馬さんは着物でブーツを履かれていたのは有名ですよね。今、街で同じ出で立ちの人を見かけたら、「へぇ~。」って思ってそれで終わりでしょうが、当時の人達からすると「ギョッ!!」とするような姿だったんだろうと思います。

この様にして考えていくと、「良」と「否」の基準って、見る人の
経験や能力に基づいた「自信」と言うか「懐」と言うか、「器」の大きさによって判断されている場合が非常に多いです。

自分の「器」が大きければ、自分と違う人や物を受け入れたり認めたりする度量がありますが、「器」の小さい人は、自分と違う人や物は受け入れたり認めたりする許容範囲が備わっていないので、相手を「否」する事でしか自分自身を確立する事が出来ないのです。

人間は一人一人全員が違います。
姿、価値観、好み、何から何までが違います。
親子兄弟であっても違います。
違いがあるという事にこそ、価値があるのです。
存在の意味や意義があるのです。

自分自身に備わった、人と違う点に誇りを持てない人は、相手に対して自分と違うところをことさら声高に指摘し攻撃しようとします。
これは単にその人が自分の許容範囲を超えた存在に対して、自己防衛しようとしているだけなのです。

貴方はあなたなのです!!
他の人と違う事にこそ魅力が備わるし、価値があるのです。
貴方の作品は、あなただから出来上がったものです。
他の人と同じものを作るのだったら、あなたがする必要はないのです。
あなたが作る作品は、あなたの匂いに溢れ、あなたの独自性の化身であるべきなのです。

人と違うということにこそ価値があります。人と違う事に誇りを持ちましょう!


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