私ごとですが 先日 名古屋で行われた「架け橋教室運営団体 意見交換会」に
参加させていただきました。
普段は教室の中で日本語指導を担当しているのですが なかなか他団体の方々と
接する機会がないので とても貴重な体験でした。
会は 日本全国の架け橋の団体の方がいらっしゃり活発な意見交換が行われましたが
各団体とも 在籍している子どもたちの国籍やバックグラウンドなど様々で 団体によって
特色が違い同じ架け橋でも ずいぶんカラーが違うのだな・・・と思いました。
ですが カラーが違えどどの団体も 「日本で暮していく子どもたちのために」という強い
気持ちが感じられました。
ある団体の方が 「外国にルーツを持つ子どもたちには選択肢がない。選択肢がないという
ことは夢が持てないということだ。」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
確かに福生子ども日本語教室に来る子どもたちの中にも 将来の選択肢が限られている子
たちがいます。
教室でどんなに勉強を頑張っても 「~にしか行けない」「~にしかなれない」では 勉強する
意味が見出せません。
選択肢、将来の夢があるからこそ、勉強する意義、生きる目的が持てるのではないでしょうか。
その団体の方は 「子どもには夢がないといけない、子どもたちに夢を持ってもらいたい」と
力強くおっしゃっていました。
外国にルーツを持つ子どもたちが「夢を持つ」ことは、現状ではまだまだ難しいです。
ですが今後は 架け橋教室だけでなく 学校、地域、社会全体で どの子どもも夢を持てる
日本を作っていけたらな~と思いました。