ぞうきんを縫おう! | 多文化子ども・若者日本語教室

多文化子ども・若者日本語教室

東京都福生市にある「多文化子ども・若者日本語教室」のブログです。(NPO法人青少年自立援助センター運営)
教室では、外国にルーツを持つ子どもと若者のための日本語学習・教科学習、高校進学サポートなどを実施しています。

今年度も福生子ども日本語教室では、毎週水曜日に

アートクラスとソーイングクラスが開かれています。


子どもたちは 隔週で絵を描いたり、縫い物をしたり いろいろな作品を

作ります。晴れ


さて 今週の水曜はソーイングクラスの日。


メンバーは 小学生・中学生の女の子3人です。


手始めに 針と糸に慣れる練習として クラスで使うぞうきんを縫いました。


「はい、じゃあ まず針に糸を通しましょう。」

「・・・・・」

待つこと10分・・・

それでも まだ糸が通りません。あせる


しかたがないので ちょっとズルをして 糸通しを使ってやっとのことで通しました。


「じゃあ、縫いましょう」

と、縫い始めたのはいいのですが・・・


3分ぐらいで 「先生、終わった」という子。


見てみると なんと 5センチくらいの針目で3回くらいしか縫っていません。ガーン


「え~ これじゃあダメだよ。使えないよ。」と やり直し。


またある子は30分くらいたっても7~8針しか進んでいません。

こちらは 針を持つ手がプルプル震えて なかなか縫えません。ショック!


1時間半かかって ようやく1枚のぞうきんが各自出来上がりました。


正直 縫い目はふぞろいだし、右へ左へと曲がっていて いい出来とは

言えないけれど、縫い終わった子どもたちは 疲れ果ててぐったり・・・。

みんな自分なりに頑張った力作です。ひらめき電球


出だしから前途多難なソーイングクラスでしたが これから少しずつ

針と糸に慣れて いろいろな作品を作っていきたいと思います。


また、それらが何かしら 日本での生活の役に立てばいいな~と思います。合格