私がいつも興味深く拝見しているhermesinfo様のブログで、こんなリクエストをいただきました。ありがとうございます。
私自身、偉そうに語れる立場でもないのですが、“本当に良いモノ”好きの一人としてお答えしようと思いますw。
まず私が考えるエルメスの理想の持ち方というのがあります。
“必要以上に過保護にならず、あくまでも最高の日常使いの鞄として接すること”です。
↑これには下記が含まれます。
①全身派手なハイブランドは絶対に避ける。
②通常使用で付いてしまう汚れは気にしない。
③上質だけどシンプルなデザインの服を意識する。
④全身ファストファッション、アスレジャーでの合わせも避ける。
⑤適度な日常メンテは実施する。
※ヴィンテージにあるようなボロボロのエルメスが悪いとは言いませんが、こういったアイテムはそもそものメンテ不足からくる劣化品であると考えます。
結局、エルメスのバッグが昔とは違い明らかな投機対象やアイコンバッグとなってしまった以上、その良くも悪くも強烈なオーラを他のアイテムと上手く混ぜて馴染ませる必要があると思っています。
ですので個人的には持ち手の保護として付けられるツイリーはナシですねw。
服装においての色味はやはりベージュ・キャメル・グレージュなどの淡い色味ですね。全身白や黒にエルメスのバッグは重過ぎるように思います。
女性誌でいえばマリソル的な合わせやロロピアーナやマックスマーラとの合わせを理想としています。
分かる人にはわかるシンプルで上質な服装にこそぴったりであると思っています。
結局それが一番バランスよく、自然であると思うのです。
またバッグの大きさも重要ですね。
例えば男性がバーキンの40cm未満を使うのは明らかにパートナーの借り物に見えてしまいますから・・・。そうかといってオータクロア50などは見た目のバランスがとれても鞄としては重すぎますw。
一昔前、日本限定でピュールサングルというのがありました。大きさは34cmと37cmでした。これは明らかに小さすぎたので購入には至りませんでした。
一方で男性が合わせるべき服装の雰囲気を考えると・・・。
アイテムのレベルですが、最低でもインポートセレクトショップのモーダクラシコ以上で、ロロピアーナやエルメネジルドゼニア、ブルネロクチネリのテイストが良いかと思います。ちなみにエルメスの服に関してはほぼ興味はないですね・・・。目指している方向性が異なります。
このあたりは女性編で記載した雰囲気に近いですね。
そして男性が気を付けるべきはパンツの裾幅と靴の大きさのバランスです。
間違っても裾幅が19cm以上あるパンツや足が小さく見えてしまう靴はちぐはぐに見えてしまうので要注意です。
このようなリクエストへの回答になります。