革製品に水拭きは必要ということはこのブログでは以前から提唱してきました。
私が感じているのは特に消耗の激しいバッグの持ち手においては、これを行うのとそうでないのは数年後の状態が変わってきます。
私の場合、昨年購入したエルメスのオータクロア50でも実践しています。事実このバッグは天候に関係なく使用しており、水拭きを実践することで今でも非常に良い状態です。もちろんクリームを定期的に入れていくことも重要なのですが、まずは水拭き+乾拭きの実践がまずは重要ですね。
靴とは違いバッグに関しては、下手にクリームを入れると色むらやシミの原因になるので非常に気を遣います・・・。靴と同じ頻度でクリームを入れてしまうと上記のトラブルや型崩れの原因にもなります。私も昔に経験しました・・・。
使用頻度や状態にもよりますが、クリームを入れるときは、タクシーの運転手さんが使っているような白手袋に少量のクリームを含ませ、手のひら全体で均一に薄く塗り込むことをお勧めします。通常半年に一回で充分です。
しかしその前に手持ちのバッグで水拭き(堅く絞った綺麗な布)を実践されることが、バッグの状態を維持するのに最も効果的ですので、ぜひ参考にしてみてください。特に持ち手部分ですね。