最近は、お子様のメンタル面を非常に気にする方が増えたようですね。
でも昔から「疳の虫」って言いますでしょ?
そんなの普通じゃないのって症状でご相談に来る方が少なくないです。
学校の先生から落ち着きがないから病院へ行くように勧められた・・・ケースもあるようです。
お母さんは「そんなの普通」って思っていても、回りからあれこれ責められるので、困っている方もいらっしゃいます。
本来、「みんな平等に」とすべき風潮が、いつのまにか「みんな同じに」との考え方になってるのかな~と思いますね
「平等」と「同じ」って全く別物。クローン人間じゃないんだから、そんなのムリですよね~
自分も今の時代に生まれていたら「変な子供」扱いされて、病院勧められていたのかな・・・なんて思ってしまいました
もうちょっとおおらかな心で見てあげたいものです
それに正直・・・化学的な精神系のお薬は、子供への安全性が確立されていないものがほとんどです。
子供は大人を小さくした存在ではなくて、代謝機能も未熟で、脳にも過剰にお薬が移行しやすいのです。
なので、本当に本当に必要なのか、よ~く考えてもらいたいですね
さて、漢方ですが・・・疳の虫に良く使われるのは「抑肝散」です。
うちではそれに「陳皮・半夏」を足した「抑肝散加陳皮半夏」をよく使っています。(こちらの方がよく効く感じです)
子供だけでなく、不眠症、自律神経失調症、うつ、パニック、認知症やパーキンソン病、抗精神薬の副作用の改善などにも使われています。
神経質な性格が徐々に穏やかになったケースもあります。(でも本人は自覚してないようですが・・・)
神経が過剰に活動しているのを落ち着かせてくれる漢方薬なのです。
また、話変わって・・・便秘をしていても「疳の虫」症状は悪化します。
便が出るとスッキリ爽快ですよね?
つまり・・・出てないと気が滞るんですよ
特にお子様は顕著に症状が現れるので、もし便秘症でしたら、まずそれを改善させてあげてくださいね