出品作品を展覧会に先駆けてご紹介しています。。。
エピソードも付けてのご紹介なので、会場に来れない方に、
展覧会で私のお節介な解説を聞きながら、
作品をご覧になってるつもりになっていただければ。。。
嬉しいです☆
もちろん、blogを読んで、個展にお越しくださる皆さんは、
展覧会を100倍有意義に楽しんでいただけると思います☆
そんな『時の中のこども達』に毎日たくさんのお問い合わせをいただいています。
ホントありがたい☆
中でも、恋愛絵本『恋文』についてもいろいろなお問い合わせをいただきます。
残念ながら、会場での、画集『恋文』の販売はございませんが、
『恋文』の原画は何枚か出品予定です。
会場用には『恋文』も『こども』もご用意しますので、絵本片手に、
印刷と原画の違いをご覧いただけると思います。。。
ずいぶん前置きが長くなりましたが。。。
今日はそんな画集『恋文』から2作品ご紹介します。。。。☆
まずは、こちらの作品から。。。
「長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は、ものをこそ思へ。」
待賢門院 堀河 が作った百人一首の中の恋歌に絵をつけました。
百人一首の中で最も色っぽい歌です。。。
私の作品では珍しい表情かもしれませんね。
なぜか、この少女、私の母の若い時にそっくりです。。。
和紙をふんだんに使ったこの作品、原画ではもっと、立体感を感じていただけると思います。。。
次の作品は、陶芸の絵付けの技法を私なりに水彩画に活用した作品で、
二度とこんな色は出せないかも？と思った作品です。。。
「今来むと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな 」
素性法師 の歌で、透明感があって、とっても大好きな歌です☆
髪型が特徴的なこの作品、「恋文」の編集会議で、企画の部長さんに…
「この頭は何ですか？できれば描き直してほしい」 と言われたことを思い出します。
個性的なこの髪型がふざけてると思われたようで、
説得に3日かけて、半ば強引に「恋文」の1ページになりました。
どちらの作品も、『恋文』の出版と同時に、某化粧品会社から版画として商品化されました。。。
この２つの作品の特徴は、何度色校正を繰り返しても、最新のコンピューター技術を使っても、
原画の色が出せません、と言われたこと。。。
原画に近づいてみると、わかるのですが、たくさんの色を使って「青」を表現してしまったので、
コンピューターには読み取れなかったのかしら。。。
でも、私としては、
わざわざ展覧会に足を運んでくださったお客様に絵本との違いを楽しんでいただけるので。。。
もし、逆に、印刷や版画の方が美しかったら、私はその技術に心底嫉妬していたでしょう。。。
ぜひ、会場ではそんな原画との違いもお楽しみください。
9月2日から大阪は守口の京阪デパートで開催される『時の中のこども達』には、
他にも『恋文』から多数出品予定です。
今回、DMに、地図がないため、場所に関してもお問い合わせをいただいているようです。
場所は京阪電車、「守口市」駅東口すぐです。
6階のイベントスペース特設会場です☆
わからないことは、どうぞご遠慮なく京阪デパートへお問い合わせください。
代表の電話番号は TEL:06-6994-1313 担当は美術画廊です。
私は、初日と最終日、土曜日と日曜日に伺うつもりです。
会期日程は一週間ですが、皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。
今日は京阪の個展とは直接関係ありませんが、
お伝えしたいことがあります。。。
☆関東にお住まいの皆様へ。。。♪
今まで、3回ほどしか、個展の経験がない東京ですが、
大阪に負けないファンの皆さんの力強さをいつも感じています。
ありがとうございます☆
なんと、そんな東京での個展が決まりました！
まだまだ詳細は何も決まってないんですが。。。
少しでも早く皆さんにお伝えしたかったので。。。
来年の桜が咲き始める季節に東京にお邪魔いたします。
春らしく、桜の作品でも。。。といいたいのですが。。。
テーマはズバリ『赤』です★
皆さんは『赤』と聞くと、真っ先に何を連想しますか？
真っ先に浮かんだことって、意外と真相心理だったりします。
作品は、全て描き下ろしの新作にするつもりろ。。
テーマを絞りに絞って、発想力を固定し自分の中の赤い何かと真剣に向き合ってみようと思います。
大阪の個展の余韻が落ち着いたら、
固定概念を捨てて。。。
生まれたての赤ちゃんになったつもりで。。。
『赤』と格闘してみたいと思います。
その前に、9月と10月に東京のグループ展に参加して、今取り組み中の新作を皆様に御披露目するつもりです。
ありがたいことにたくさんの展示の機会に恵まれてます。。。
絵描きとして、これ以上の幸せはありません。。。
それでは、また明日。。。☆