阪急電鉄京都線。
朝9時くらい、通勤ラッシュの時間帯はかなり込み合います。
・・でも・・今朝の混み方はちょっとスゴイ!
ギューギューと押されて何とか乗り込み、大きなキャリーバッグの置き場所も確保出来てようやく一安心です。
週に一度の京都通い。
同志社女子大へ講義に向かうために朝この電車に乗るようになって、今朝が一番混んでいたかも。
何かあったのかしらん?
・・・ではなく、このいい時期に京都の紅葉を楽しみに出かける方がいっぱいなのです。
たいてい私より上の、50代~80代くらいの女性たち。
数人集まって、どの人もちょっとおしゃれにスカーフを巻いたり帽子をかぶったり。
ワイワイおしゃべりしながら楽しそうに電車に乗っている様子を見ると、女学生時代と変わらないよなぁ、なんて感じます。
そんな感じをみていたら、何だか急に母の姿とダブり、無性に母に会いたくなりました。
80歳を過ぎて、千葉で一人暮らしをしている母。
「銀座のママ」だった面影は今もしっかりと。
でもやはり年齢のせいで出てくるあちこちの不調には勝てずです。
白内障の手術後もなかなか戻らない視力の事や、膝の痛みのため階段の上り下りもシンドく時間がかかる事・・・離れて住んでいる事での心配事を数え上げたらキリがありません。
母との間にはそれこそけっこう根強い確執があり、本当に最近まで母を認め許す事が出来なかった私。
いろいろあった末にようやく和解でき、ずいぶん気持ちがラクになったというお話、ブログにも書きました。
ただ・・・長年の習慣というのは怖ろしい。
離れている分、たまに電話をした時には優しくしなきゃ、母が聞きたがっているようなあれこれを話してあげなきゃと思っても、素直に出来ないのです。
気持ちとは裏腹に、それこそ思春期の息子のような素っ気ない受け答えをしてしまう始末。
母との間に距離を置き続けてきた年月があまりにも長かったので、何でも話す、聞いてもらうという感覚にはどうしてもなれないのかもしれません。
だからってもう少し優しい受け答えが出来ないものか・・って、いつも電話を切った後に思うのですが。
余分な事まで話して、母に心配かけたくない。
距離があるし、そこまでわかってもらえるはずがない。
そう思っているのも事実。
でもそんな理由に逃げて、相変わらず母との距離を詰めたくない、詰めるのも怖いと感じている自分もいます。
でも・・・素直に母と話したり笑ったりしたい、今そうしないとまた後で後悔するだろうなぁという気持ちも。
朝の満員電車の中で、母と同年代の女性たちを見ていたら、何だか急にこんな複雑な、こらえがたい感情が湧きあがってきました。
これから大学に向かうというのに!ね。
実は素直になりたい、心の奥底では何よりも大事に思っているのに態度に表せない。
中三の長男と、多分心の中はおんなじです。
自分の気持ちに素直になるのは難しい、でも表面に出ていないからって思っていない訳ではないんだ・・
そんなあれこれも感じつつ。
この年末年始は帰省出来そうにないので、母と会うのはその先。
まずは電話でもう少し素直になれるように、頑張ってみます。
変な長いつぶやきでスミマセン!
今日思った、「素直な」気持ちでした。