西宮の鳴尾地区にある5つの公民館を回って、一つの共通のテーマで行うイベントが今日で全終了です。
『鳴尾に伝わる民話と綿つみ唄』
はぁ、無事に終わって良かった!
・・・でも終わっちゃってちょっと寂しい!!
このイベント、5公民館が一緒になって一つのイベントを企画・主催するというもの。
去年に続いて2度目になる今年度選ばれたのが、故郷に伝わる民話や唄を聴いていただこう、語り継いでいこうという内容でした。
この企画を伺ったのは、もうずいぶん前の話。
他の仕事で御世話になった公民館推進員の方から、「今度こんな企画を考えているんだけど、アサクルさんで民話の語りをしてもらえないかしら」とお声が。
ご依頼をいただくのは本当に嬉しい。
でも・・・出来るかしらん。
アサクルの得意分野はやっぱり基本「絵本」。
絵本や本ならば、聴いて下さる対象年齢が赤ちゃんでもお年寄りでもおまかせあれ!ですが、民話の語り・・・ねぇ。
でも、そこでまずするべき返事はこれ。
「やってみます!」
私自身あまり民話や昔話の語りに自信はなかったし、イベント自体がどうなることか不安もいっぱいでしたが。
ただアサクル相方の麻本さんが曲を作ってくれるし、語りはこれからどうにかなるだろう。
イベントも、公民館の皆さんと一緒に考えていったらおそらくいいものになるに違いない。
・・・とこんな見通しはありました。
そんなこんなでイベントが動きだし、5つの公民館の皆さんと何度も打ち合わせや練習をし。
いざイベントが始まると、終わるまではあっという間だったような気がします。
全て終わった今の感想は。
やって良かった。楽しかった!いいイベントだった~
という事です。
アサクルとして民話に取り組めた事は大きな自信につながったし、皆さんと一緒にワイワイ言いながら手作りで進めていくイベントは本当に楽しかったし。
その上来て下さった皆さんからいただく感想も、「ぜひこんなイベントを続けてほしい」といった温かいものばかりでしたし!
ホントに出来るのか・・とけっこう悩んだものの、やってみて良かったです。
それから感想をもう一つ。
こういった民話や昔話、童謡や唄といったものは、語り継ぎ、唄い継いでいかないとという事。
大事な故郷の昔を知り、今をしっかり見つめ、未来を考える。
そのためには本当に必要な事だと思うのです。
特にこれからの未来を作っていく子どもたち、孫たち・・・の世代に知ってほしい。
そうしたら今よりもっと、故郷を思う気持ち、きれいなままこの先残していきたいと願う気持ちが育つと信じています。
「こんな怖い時代に、子どもを産む気がしない」という考えの女性もいらっしゃいますが、でも「怖い」部分はちょっとずつでも変えていけるかもしれない。
そのための小さな一歩が、故郷を知り、良いところは受け継ごうと考える事でもあるような気がするのです。
今回、ご縁をいただいた民話の仕事。
出来たらこれを今回限りとせずに、地元の小学校などを回って子ども達にも聴いてほしいと思います。
・・・何だかこのところ、郷土愛にも目覚めちゃった私。
次の世代へ良いもの、美しいものをたくさん残したい、伝えたいです。
とにかく・・・ちょっとまだハスキーながら、大事なイベントが無事に終わって一安心。
後は明日のアサクルのお話会とイベントでの講演、明後日のイベント司会を頑張りましょう!
特に明日は2本立てとかなりハード。
今から最終チェックです~