独歩、渋川、ビリーという、強力な3名の選手が新加入した
第三期天鳳名人戦。
今期もあまり勝てる気がしないが、ついに始まってしまった。
3回戦南1局。
ドラは4枚ある。
打点は十分なので、あとはどうすればこの手をアガリに結びつけられるか。
打牌候補はあたりか。
メンゼンでの4メンツ1雀頭をロスなく作り、食いタンにも対応できる一打は・・・
私が切ったのはドラのだった。
をツモっても使いにくいことと、カンでチーできないことはやや痛いが、
を切って、ツモでの1メンツを逃すことと、
を切って、ツモでのタンヤオ変化を逃すことの
ほうが痛すぎる。
かといってこの愚形でカンするのは怖すぎるので、
目立たない意味でもここは一枚外したほうがよいのだ。
この切りという選択肢に気づかない人も多いだろうが、
よく考えてほしい。
たとえば次の手牌
ドラ
ここでメンツ候補としてを残してや切るのは
牌の組み合わせ上でいかに損かはわかると思う。
ところが、
という形だと、暗刻+1枚と見ることができず、
ついつい残してしまうのである。
さらに、実戦で私が考えていたのは、6枚使っている
のスジのことであった。
きっと3人のうち誰かがこれを欲しい形になるはずで
1巡でも早く、目立たないように処理しておきたかったのだ。
実は1巡前の切りの時点で、切りも考えていたほどである。
チーするならどっちのタンキにするか・・・?
2枚使いのタンキはイマイチだし、早く処理したい。
かといって親にかなり危ないタンキもだめそうだ。
そこからソーズの変化を期待するとしても、その場合に出ていくのはドラ。。。
ということでスルーし、安全なを切ってへのくっつき限定にしたのだ。
結果はビックリ。
とをツモってシャンポンでのアガリになった。
ただ、アガリとはなったものの、やはりはチーしてタンキで
押すべきだったのではないだろうか。
を早く処理しなければという意識が強すぎて判断を誤ったといえる。
さて、この冒頭の手牌だが、ツイッターで結構な話題になっていた。
こんな放送もされてない部分が取り上げられ、物議を醸していたというのは
それなりに注目されていた証拠。ありがたい限りである。
こんな感じの1節めの結果は。。。
とりあえず首位!?でも全く勝ってる気はしないなあ。
第三期天鳳名人戦 1節終了時
1 91.4 22.85 4 1/ 1/ 2/ 0 2.25 Ⓟ小林剛
2 71.3 17.83 4 1/ 1/ 2/ 0 2.25 Ⓟ石橋伸洋
3 44.4 11.10 4 2/ 0/ 1/ 1 2.25 ASAPIN
4 31.9 7.98 4 1/ 1/ 1/ 1 2.50 Ⓟ多井隆晴
5 23.6 5.90 4 1/ 2/ 0/ 1 2.25 Ⓢ福地誠
6 1.8 0.45 4 1/ 1/ 1/ 1 2.50 Ⓟ渋川難波
7 -105.0 -26.25 4 1/ 1/ 0/ 2 2.75 独歩
8 -159.4 -39.85 4 0/ 1/ 1/ 2 3.25 びりびり☆ビリー