ミューリーグ第2節 手順 | こばごうのコレ切ってアレ食って

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小林剛による天鳳名人戦自戦記など

一発裏ドラとテンパイ料のないミューリーグ。

アガリに向かう手順も一般的なルールとはやや異なる。


一発裏ドラありのルールでは、早くテンパイしてリーチをかけることが

目標になりがちだが、このルールではそうではない。

勝負する価値のある打点と、アガれる待ちを作りにいくのである。


実際に見て感心したのがこの手牌。


三萬七萬八萬一筒三筒一索二索三索五索六索七索白白白 南家 ドラ二萬

普通は三萬切り。

六萬九萬一筒三筒 の7種類でテンパイし、早い先制テンパイなら

どの待ちが残っても、リーチをかけて間違いではないだろう。


ところが、このルールではそうはいかない。

カン二筒でリーチをかけるのもリスクが大きくリターンは少ないし、

そもそもそんな愚形テンパイにもそれほど大きな価値はない。

つまりこの手は六萬九萬待ちになってこそ価値があるのだ。


そう考えると、先にアタマができればいいので、残す牌は

三萬一筒三筒のどれでも大差ない。

それよりもドラそばを切らないですむようになることや、ソーズの

変化も考えれば一筒切りという選択もあるのだ。



この打ち手は清水英二。

実際に切ったのは一筒だった。


恥ずかしながら、予想外だった一打に驚いてしまった。




さて、そんなミューリーグ2節を終えての成績は。。。

藤原  健 +121.1

山本 裕司 +58.2

清水 英二 + 2.3

三原 孝博 △ 5.4

井出 洋介 △22.0

高見沢治幸 △40.4

武則 輝海 △49.3

小林  剛 △66.5


あれ(゜Д゜)?

なんと最下位。。。


17年の選手選手生活を思いおこしてみると、

今までは必ず、昇級や優勝など上だけを見ながら戦ってきた気がする。

降級を意識しながら戦うのは初めての体験だ。


未知の経験と笑っていられるのはいつまでかな。。。