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セミナー参加者池田翠さんの結婚までの黒歴史を連載しております。
受験・就職に失敗し「こんなはずじゃなかった」といつも思っている翠さん。
勝ち組になるために会社を辞めてネットワークビジネスを始めるも売り上げを作れず、
水商売、サラ金と転落を重ねていきます。
親に借金を肩代わりしてもらい、契約社員として働き始めたころこのブログを知り、
毛玉のついた服を捨て、身だしなみを整え、片づけを始めたら男性の紹介が増えたのでした。
ところが、紹介される男性とはうまくいかず…
昨日のお話
http://ameblo.jp/koakuma-mt/entry-12002871089.html
第1話から読む場合
http://ameblo.jp/koakuma-mt/entry-11996109890.html
第2話
http://ameblo.jp/koakuma-mt/entry-11996647710.html
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2012年3月
「いい男いないから、街コンでもいこうかなぁ」
翠は妙子をさそって中野の街コンに参加することにした。
菊乃ブログを見るようになって、
コンシーラーを買った。
メイクセミナーにも参加した。
半年に1回しか行かなかった美容室も毎月行くようにした。
髪の毛もブローするようになった。
会う人が
「キレイになったね」
とよく言ってくれるようになった。
これだけ変わったのだ。
男性も紹介されるようになったのだから、
街コンに行けばたくさん出会いがあるはず!
街コン当日は梅が咲くころだった。
中野サンプラザ前に受け付けのブースがある。
並んでいる女性はチェックの膝上スカートや、
ショートパンツにロングブーツだったり、
学生のような格好だ。
社会人もいるのかもしれないが、
パーンと張りのある太もも、
プルンとした唇、
あどけない表情、
若さがにじみ出ている。
男性もリュックサックを背負っていたり大学生から24,5歳くらいが多いような気がする。
筋力が重力に負けてきているので、
タイツ+膝丈スカートという格好で
参戦した妙子と翠は割と年齢が高い部類だった。
「なんか、街コンって若いコが多いんだね」
「でも、あっちは30代っぽいよ」
妙子が向いたほうを見ると、
ピンクのブラウスを着て髪を巻いて気合を入れている
「ここで結婚相手見つけます!」
と必死そうな女性2人組がいた。
街コン参加者は
カジュアルな格好で友だちの家に飲みに来るような雰囲気の気軽な20代前半か、
こじゃれたレストランに行くような恰好で来ている必死な30代かに分かれていた。
そして、後者は中野という街で浮いている。
受付では最初の店を指定され、
向かうと23歳の男性2人組の席に案内された。
平成生まれのゆとり世代に、アムラー世代は会話を合わせられずツラい時間だった。
次の店では25歳と26歳の男性と一緒の席だった。
連絡先交換はしたけれど、その後のメールのやり取りはない。
「は~、出会いってどこにいけばあるのかな」
本当に出会いは自分の努力で作れるのだろうか。
嘱託社員になり、仕事で任せられる量が増えてきて、
ネオ・ライフ関係者とだんだん合わなくなってきていた。
2013年8月、同じ会社で働いて2年ほどたった。
借金も少なくなり、水商売の数も週一くらいに減らしていった。
翠は総勢5名の総務部で働いており、社内の大半は男性エンジニアだった。
ある日社内メールをチェックすると
「みんなで行った焼肉屋に今週行きませんか?」
というメールがあった。
隣のセクションにいる神山俊明という40歳の背の低いエンジニアからだ。
(明日に続く)
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翠に続く女性が1人ここから増えることを願います。
「出会いがない」
「いい男がいない」
まずはこれをいうのを辞めてみましょう。
24ページをもう一度読んでみて。
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