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昨日からセミナー参加者池田翠さんのご結婚までを連載しております。
今から10年前に高校の同級生から誘われてネットワークビジネス「ネオ・ライフ」を知ります。
第1話はコチラ
↓↓↓
http://ameblo.jp/koakuma-mt/entry-11996109890.html
本日のお話
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自分と同じレベルだろうと思っていた高校の同級生が、
有名人と一緒に写真に写って、
お世話になっている上司は別荘をいくつも持っているお金持ちで、
ホームパーティー三昧。
自分が買うことがイメージできないほど高いブランドのバッグを持ち、
最新型ノートパソコンで写真を見せられるうちにすっかり思考停止してしまった翠
胸の中は羨ましい
負けた
負けたくない
この三つの感情が混ざって、平常心はぶっ飛んでいる。
「自分が働いていない時間でも、売れれたり口コミで紹介が入ればお金が入ってくるの。
つまり不労所得ってこと」
「だから、同じ24時間でも会社員と収入に差が出てくる」
「この方法を知っている人と知らない人と世界には二種類しかいない」
瑠利子の説明を聞きながら、
久々に、いや生まれて初めてくらいぶっちぎりとびきりワクワクした。
翠はこれまでよりよい生活をおくるため、
理想の人生を送るために、
これまで努力したのにずっと手からすり抜けていた。
ずっと探していた理想の生活が手に入る方法が見つかったような気がした。
気が付くと、重く高価そうな万年筆で契約書にサインをしていた。
後に分かったことだが、瑠璃子は翠に紹介してくれた時点ではほとんど稼いでいなかったようだ
なのに引っかかってしまったのですけれど・・・
翌日、翠は会社に辞表を出した。
「どうした?念願かなって本社勤務になったばかりじゃないか?」
上司の小松課長からきかれた。
瑠利子から見せられた世界を知ってしまうと、
いつもくすんで見える小松課長がさらに小物にみえる。これじゃ、コモノ課長だ。
「やりたいことが見つかったので、お世話になったのですがそちらでがんばってみたいんです」
この手の理由で退職を切り出す社員は多いのか、
小松課長は目を細めて白けた顔をした。
「まだ、入社2年じゃないか。
店舗勤務の時は、本社の仕事がしたいといって、
本社にくれば、やりたいことが見つかったから辞めるって、
そこだって続くのか?」
「今度は、大丈夫です」
「何をやりたいんだ?」
「えっと、ネオ・ライフって化粧品会社なんですけど、私の理想とぴったりなんです」
課長は、眉をひそめた。
「おいおい、そこって、ねずみ講だよね。友だちなくすよ」
「ねずみ講じゃないですよ。マルチ・レベル・マーケティングです。
いい製品を低コストでお客様に届ける仕組みですよ」
「は~、止めても聞かないと思うけど、一応、反対だ」
仕事の時は見せない鼻息荒く、ギラギラした目。
課長はこの前のめった部下を引き止めることは時間のムダだと悟った。
心配してくれる上司の忠告も聞かず、翠は東証一部上場企業を入社2年で辞めたのだった
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http://ameblo.jp/koakuma-mt/entry-11997069546.html