会計士受験雑誌の使い方 | 会計人高野博幸の「想いを言葉に!!」

会計人高野博幸の「想いを言葉に!!」

会計士試験合格後、税理士法人PwC勤務、LEC講師を経て医療特化の公認会計士・税理士事務所を開業した高野博幸のブログ。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」をモットーに、夢を与え、ロールモデルとなれるように日々がんばります!

明日は簿記検定ですね!受験される方は、時間配分だけ気を付けてください!

難しい問題の場合には、配点がかなり調整される可能性もあるため、出来る問題をあきらめずにコツコツ解いていきましょう!

簡単な問題だったら冷静にかつ早く、しっかり点を積み重ねましょう!



さて、雑誌についてのご質問。


「ちょうど良いタイミングだったので、質問させてください。
恐らく、合格者以外にはわからないことだと思うので。

会計人コースは、以前、検定試験の模試がついていたときに一度購入した記憶があるのですが、実務系の雑誌だと思い、それ以外の部分はほとんど読まずに廃棄しました。そして最近になって、資格試験の専門雑誌であることを知りました。


そこで、内容についてお聞きしたいのですが、こういった書籍は、学習の中で、どのような位置づけのものなのでしょうか?


例えば、1年間購読し、内容を読み、問題を繰り返し解けば、合格がみえてくるようなものなのでしょうか?
それとも、予備校や独学で基本を学んでいることを前提に、部分的にテーマをあげて弱点補強やレアパターンの学習などをしていくような内容なのでしょうか。


購入した当時は、パラパラと色々な事が書かれている印象で、試験対策になるのかどうかよくわからない感じでした。


急ぎではないので、お時間のあるときにお返事いただけたらと思います。」



私の認識ですが、記載いたします。

まず私も受験生時代に雑誌は税経セミナー、会計人コースともにほぼ毎号買っていたと思います。


ただ、それではこれだけやっていれば合格の力が身につくかといえばそうではないと思います。

イメージとしては、基礎的な力は別の予備校や教材で学習している又は学習した前提のもとで、そこに+αの知識をつけるために利用するのがいいと思っています。


やはり雑誌では分量としてもそこまで多くないですし、ポイントしか説明できないでしょう。

しかし一方で、改正論点の説明があったり、試験委員対策、試験のコツ、重要ポイントの復習などが掲載されています。

そのため、例えば予備校に行っているけれども+αで力をつけたい、過年度予備校に行っていたが今年は諸事情でいけないけれど問題を解くなどはしたい、などといった場合に利用するといいかと思います。


どちらかというと、上記記載の中で部分的な弱点補強というイメージがいいと思います。レアパターンばかり学習しているというわけではないと思います。

また、付録などもついており、思った以上に内容としては充実していますので、さすがに初学者が0からこれだけで合格は厳しいかもしれませんが、かなり力をつけることは可能だと思います。

問題も予備校の講師や大学の教授などが作っているものが非常に多くなっています。


また、こういった雑誌は9月か10月くらいから新連載などが始まり、1年間を通して内容を構成しています。

そのため、1年間通して購入するか、自分の苦手なところを補強するために購入する、模試などの取得のために購入するといった方法があると思います。


再度になりますが、イメージとしては初学者が雑誌だけでは完璧にはできるわけではないが、思いのほか内容は充実しているいうものです。


少しでも参考になりましたら幸いです。


高野