必ず文字の背面に配置され、境界線を重ねたときは前境界線が背面、後境界線が前面にくるようになっています。
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赤が後境界線。青が前境界線。後境界線が前面にきます。
横組みだと出現位置は反転文字の帯の下端が基準になり、前境界線が上へ、後境界線が下へ向かって増減します。
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仮想ボディの下ではなく反転の下端が基準です。行取りなどでは違ってきますので注意。
オフセット値にプラスの数値を入れると前境界線が上へ、後境界線は下へ移動しします。
例として、本文(13Q21H)2行取り幅ののカコミ(0.5mm)を入れ、中央に見出しを配置するとします。
原理は太い帯と一回り細い帯を重ねてカコミに見せるわけです。
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行取りを2行にして前段落境界線を2行分、34H(8.5mm)にします。2行取りにした場合、テキスト選択時の反転の帯は2行取りの下端になりますので、2行キッカリになるはずです。
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次に前境界線よりも1mmずつ短い帯を重ねます。後境界線の幅を7.5mmにし、インデントを0.5ずつ入れ、オフセットを-8mm(-7.5で下端なので、さらに0.5mmマイナスする)。
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これでケイのカコミに見えますが、実際は太さの違う帯の重なりになっていることを忘れないようにしましょう。
角丸(といっても基本は半円)は線種を「点」か「句点」を選び、間隔のカラーを同じ色にすることで同じように擬似的にカコミを作れます。
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カラーにグラデーションを適用できるので、円グラデを作成しておき、線と間隔カラーに適用すればグラデカラーの帯も作れます。
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インデントを使えば任意の幅の帯も作成できます。フレームが50mmで左から10mmの帯を作りたければ右インデントを40mmにします。また、線種を点か句点にすれば円にすることもできます(円を使う場合はポイント換算の誤差があるようなので、39.999mmにしておきましょう)。
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先頭文字スタイルを使ってフォントや級数、カラーを変更したり、センター揃えタブを併用して数字を円のセンターから増減できます。
最後の帯はちょっとトリッキーですが、種を明かせばなんのことはない、カラーにグラデを使用しています。グラデの境界を同数値にすることでボケアシがなくなり、抜き合わせのようになっています。
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8%の位置にある青マーカーの下にはグレーマーカーがあります。
でもこれ、円の場合は線幅が変わると境界が移動してしまうので制御が難しいのです。
法則性の検証をとろうと思ったのですがけっこう複雑なので今回は断念しました。詳しい方がいらっしゃっいましたら情報をいただけると幸いです。
つづきますよ。