皆様、お久しぶりです。最近は実験結果や検証のメドが立った時に記事を書いてますので1ヶ月に1回という遅いペースですが、その分内容を濃くして記事を書きたいと思います。


基本的にこのブログに書かれている記事は私個人の「実験」によるデータが基となっていますので、全ての方に有益な情報かは疑問がありますが、その辺りはご了承ください。


では、今日は記事のタイトルにもあるように、2011年11月以降Googleはより「外部リンク」だけでは順位が上がらないようになって来ています。


誤解を招くといけないので、整理しますね。


「外部リンク」だけでは上がらない≠「外部リンク」は効果が無い


Googleは今でも「基本アルゴリズム」では「外部リンクをクロールしてサイトを辿り、評価する」という部分は変っていないと思っています。多分相当な技術革新か根本からアルゴリズムの変更を行わない限りこの基本アルゴリズムの部分は変らないでしょう。


・・・と言う事は、「外部リンク」の効果は今でも有効なのです。←なに言ってんだ!コイツ


と思われるでしょうが、もう少々お付き合いください。




「外部リンク」ってなんだろう?


1.「外部リンク」=「投票」


説明:自分のサイトが、他人のサイトから「おっこの記事(サイト)いいな。自分のサイトにリンクして皆に教えてあげよう」とか「僕の記事より、こっちのサイトの記事のほうが詳しく書いてるよ!」と記事内からリンクするなど、「第三者が認めた「投票」が「外部リンク」である。(ナチュラルな外部リンクである)



2.ブックマークやソーシャルメディアによるサイトの紹介


説明:これも継続的な固定リンクではないが、QDFを起こしたりする可能性の高い一種の外部リンクである。この種の外部リンクは爆発すると、オーソリティーが「グッ」と上がる、またページランクも上がる。



3.広告の購入


説明:これは誤解されやすいのだが、「広告購入」=「スパム」だとか、「リンク購入だからスパムだ」と言うのは大きな間違いで、アクセスのあるサイトから純粋にアクセスを増やす「アピール広告」ならスパムにはならない。「広告」はちゃんと運用すれば、ブランディングに有効だし、QDFの発生率も高くなり、結果としてオーソリティーが上がる事もある。


※(不誠実なSEO業者や個人リンク販売業者が運営しているサイトなどからの広告購入やリンク購入は論外)




上記の「外部リンク」の定義を踏まえてGoogleがどう変ったのか説明していきましょう。





2011年11月から外部リンク評価のアルゴリズムがどう変ったのか?



1.「外部リンク」=「投票」


以前は、外部リンクを貼ってGooglebotが「クロールして受け側サイトに到達」すれば「投票(評価対象)」となっていた。クローラーはバックリンクサイトのページランクやオーソリティーなどを見て「有益(だろう?)なサイトからリンクが貼られているからこのサイトも評価が高い(だろう)」と判断し、受けたリンクジュース評価の分順位を上げていた。


しかし、現在のGoogleは「クローラーの通過」だけでは評価を低くしているように思える。プラスアルファで「クリックシグナル(私の造語)」が無いと外部リンクとしての評価は低いままで順位アップに貢献しないようになっているようだ。


だから粗悪なバックリンクサイトからのリンクは逆に順位を下げるマイナス要因になる率も高く、順位も不安定になる。ここで言う「粗悪なバックリンクサイト」とは「アクセスが無い(クリックシグナルを全く送らない)」、「コピー、リライト、ワードサラダコンテンツ」などのサイトの事を言います。


※私の造語の「クリックシグナル」は、検索窓からの検索結果をクリックしても「クリックシグナル」にはならないと考えています。(検索クエリからのクリックは無効)ですので虫眼鏡SEOの手法のような作業をしても無駄です。



2.ブックマークやソーシャルメディアによるサイトの紹介


現在はTwitterやFacebook、NAVERからのリンクは「外部リンク」として順位に影響しないと言うのが通説ですが、直接順位に影響はしませんが、結果として順位に影響すると私は思っています。



直接的とはどういう事か?


例えば、Twitterのアカウントを1000個取ってそれぞれに500フォローを付け、その1000個のアカウントからメインサイトにリンクを貼ったつぶやきをしたとしよう。


この場合は殆ど外部リンク効果はないだろう。逆に「通報」や「スパム行為」で順位が圏外に飛ぶ可能性が高い。現実的には不可能だろうが、もし、1000個のアカウントを保有し、それぞれのアカウントで話題が提供され、交流がある場合は十分効果はあるだろう。



間接的に(結果として)とはどういう事か?


これは話題を提供(ブログ記事紹介など)する事で、急激にアクセスが上がり、ソーシャルメディアの2次サービス(ついっぷる・・・など)に拡散されたり、多くのフォロワーから拡散されたりまたはブログに紹介されたりなど、一時的なアクセス増でQDF、またはQDFもどき、ぷちQDFが発生することにより、記事、もしくはサイトのオーソリティーやトラストが上がり、結果として順位が上がる。という事である。


これもソーシャルメディアを通してリンクURLがクリックされ大量の「クリックシグナル」が送られるため、結果として順位上昇に貢献する事になる。


※私の言う「QDFもどき」、「ぷちQDF」とは一般的ではないマイナー(ディープ)な領域でトレンドをつくる事である。通常言われているQDFよりは力は無いが、これらのマイナーな領域でのQDFでも数回起こればサイト、ドメイン、ページのオーソリティー、トラストは十分に上がる。



3.広告の購入


広告の購入についても2番でお話した効果が期待できる。普通は無理だが、もしある商品の記事やキャンペーンページをYahooのトップページのバナー広告に出した場合、広告を止めた後でもドメインのオーソリティーやトラストは「グッ」と上がるだろう。


広告で気になるのは<rel=nofollow>だろう。意見は様々あるだろうが、結論から言えば私は「nofollow」がついていても。そこからアクセスがあれば効果はあると思っている。「ページランク」や「サイトのオーソリティー」は渡さないだろうが、十分QDFを起こす力はあると思う。これも結果として順位上昇に貢献すると思っている。



結論


「クリックシグナル(造語)」の評価が加わった事により、アクセスの無い粗悪なサテライトサイトからのリンクはリスクが高いだけで上位表示には殆ど貢献しない。数は少なくてもいいし、マイナー(ディープな)領域でもいいので、確実にアクセスのあるサテライトサイトを作った方が、結果的にコストも労力も少なくて済む。それに、そういうサイトからのリンクは確実に上位表示に貢献するし、順位も安定する。下手に「アンカーテキスト分散」や「IPアドレス分散」その他諸々に気を遣わなくていい。


※最近Twitterでも粗悪なサテライトサイトの「インデックス削除」やメインサイトの「インデックス削除」のつぶやきをよく見ます。メルマガでも「Googleから消されないための・・・・」などのタイトルの対策セミナーの案内が来てますね。・・・僕は行きませんがwww。Googleは本当に日に日に厳しくなってきてますね。




結論を言った後なのだが、「かに 通販」サイトの経過をご報告しよう。


現在「かに 通販」サイトの状況は下記の通りだ。(2012年2月7日現在)


検索キーワード(Y、G統一なのでYで表記)トップページ順位


「かに 通販」 33位

「カニ 通販」 32位

「ゆでかに 通販」 3位

「ゆでがに 通販」 3位

「ゆでカニ 通販」 2位

「ゆでガニ 通販」 2位

「ゆで蟹 通販」 3位

「茹でかに 通販」 4位

「茹でがに 通販」 3位

「茹でカニ 通販」 3位

「茹でガニ 通販」 3位

「茹で蟹 通販」 3位

「ボイル蟹 通販」 3位

「ボイル蟹」 9位

「活ガニ 通販」 8位

「活けガニ 通販」 7位

「活カニ 通販」 12位



沢山キーワードの順位を並べ、赤い太文字で囲んだキーワードもあります。これはには理由があります。これらのキーワードで表示されているのは全てトップページです。この他にも「石川県 かに 通販」13位などかなり多くの「かに 通販」関連のキーワードで1ページ~2ページ目までには表示されています。


何が言いたいかと言うと、最近のGoogleは「内部をよく見て検索結果に表示している」ということです。まだGoogleは「記事または文章全体の良し悪し」までは評価出来ないと思いますが、既に「単語ベース」と「フレーズベース」での良し悪しは判断出来ていると思います。しかもかなり精度は高いと思います。


上記の結果からも判るように、「ページのマルチ化」が進んでいる気がします。以前は「テーマ重視」、「1サイト1キーワード」、「1記事1キーワード」など「複数キーワード」は難しいと言われていましたが、今はどうも違う感じです。検索キーワードに対してより良い答えを返すならば、「ページのマルチ化(複数キーワードによる上位表示)」は必然的ではないかと思います。


当然、全く記事内容と違うキーワードでは無理ですし、記事内やタイトルタグに書かれていないキーワードは難しいでしょう。更に言えば、関連性のある言葉や類義語ベースでのマルチ化と考えています。


多分「パスタ レシピ」関連の1記事なら、「パスタ レシピ」、「ボンゴレ レシピ」、「ぺペロンチーノ 材料」、「ナポリタン 作り方」などのキーワードで上位表示は可能ではないかと思います。



で、ここで重要なのは「かに 通販」サイトのバックボーンです。


前回投稿した記事「2012年GoogleのSEO対策についての妄想(仮説)と実験の内容を紹介を確認ください。


あれから無料ブログを追加し、2012年2月2日に開設したブログを含めると、全部で13ブログになります。


無料ブログは10サイト増えました。インデックス数は10~20くらいです。投稿記事は平均で10くらいです。

最初の外部リンク対策で行った登録系ミニディレクトリサイト「yomi、p-link、cosmonavi」などはあれから一切増やしていません。ソーシャルメディア登録は「Livedoorクリップ」1つと「Twitter」でのつぶやき2回ほどです。


で、外部リンクで皆さんが気になる事ですが、「アンカーテキスト」は80%が「かに 通販」と「カニ 通販」です。残り20%が「URL」や「かにざんまい」です。数にして10リンクも無いくらいです。


リンクの貼り位置も記事の下部かサイドバーからのリンクです。「かに」に関する記事を書いて、その記事中からリンクを貼る事は一切やっていません。


なのに上記のような「アンカーではリンクしていない複数の関連キーワード」で1ページから2ページ目に表示されています。


このデータから推測される事は多々ありますが、今日はこの辺で失礼いたします。詳しくは、また次回の記事ででお話ししたいと思います。


余談ですが、2012年2月6日にGoogleページランクメジャー更新があったようです。「かに 通販」サイトはPR3を頂きましたwww(あくまでツールバー上です)後、数個の無料ブログがPR2を頂きました。



ご注意:この記事に書かれている事は、あくまで私個人の実験データと妄想(仮説)によるものです。この記事を参照して何らかの損害、不利益を被ったとしても当方は一切責任を持ちません。自己責任でお願いいたします。