皆様、明けましておめでとうございます。久しぶりの記事投稿となります。


前回書いた記事「2011年11月18日から現在までのGoogle変動について 」でも書きましたが、去年の11月18日にGoogleの評価が大きく変りました。それによって大きく順位を落としたサイトが多数出ました。


特徴としては内部も外部も「重複コンテンツ」や「類似コンテンツ」などを多く含んでいるサイトが容赦なく落ちてますね。


と前置きはこのくらいにして、今日の記事は「2012年のGoogle対策」についての妄想と実験経過を書きたいと思います。


Googleアルゴリズムを妄想(仮説)してみる


内容


2011年7月後半からの不安定さと11月18日の順位変動からGoogleのアルゴリズムのプロセスと変更点を妄想(仮説)してみる。



着眼点


1.サイトのタイトルタグがGoogleによって自動的に変更される。(主に一番多いアンカーテキストが優先される)


2.検索キーワードによりメタディスクリプションの表示が変る。(検索キーワードによりGoogleが記事内から適切な文章を抜粋する)


3.サイトコマンドで「類似ページ」が内包される事が多くなった。


※「内包」について詳しくは過去記事を参照してください。

解決方法:外部リンク追加、コンテンツ変更など手を加えると一時的に順位は上がるが・・・



4.「重複コンテンツ」や「類似コンテンツ」が多いサイトは順位が安定しない、または順位が下がる。


5.上記4番と同様でバックリンクサイトも「重複コンテンツ」や「類似コンテンツ」が多いサイトからのリンクは効果が薄いか、逆に順位を下げる傾向にある。


6.2011年11月18日以降「コピーコンテンツ」や「重複コンテンツ」の多いサイト、「類似コンテンツ」のサイトの圏外への大幅な順位下落やインデックス削除が大量発生しているようだ。


ざっとこれくらいの「着眼点」を挙げましたが、細かい所は書き切れないので割愛します。・・・スイマセン



上記を踏まえてGoogleアルゴリズムを妄想(仮説)してみます。


1.適切な検索結果を返す為にGoogleは外部も内部も関係なく「コンテンツ」を見ている。


2.オリジナルコンテンツ、ニーズのあるコンテンツ(定期的にアクセスがある)からのリンク評価が高いかも。


3.メインサイトと外部サイト、どちらもしっかりしていれば「IP分散」や特に「アンカーテキスト分散」はあまり必要ないかも。


結論


Googleはユーザーが求める情報を提供するのが使命だから、オリジナルでニーズのある(アクセスのある)優良なサイトもしくは、そいういうサイトからのリンクなら「IP分散」や「アンカーテキスト分散」など「ナチュラルを偽装」する必要はない。



上記妄想(仮説)を踏まえて実験


さぁ実験です。今、アフィリエイトサイトで「かにざんまい」というサイトを運営しています。サイトのスペックは


ドメイン:新規ドメイン2011年11月25日に取得


サイトオープン:2011年11月28日


URL:http://www.kani-zanmai.com/


ページ数:26件 2012年1月7日siteコマンド調べ


キーワード:かに 通販


※テストでアンカーテキスト「かに 通販」にリンクを追加してみました。これで順位が変動するかチェックします。


外部リンク:無料ブログ4サイト「アメブロ(このサイト)」、「ライブドア」、「FC2」、「So-net」、Yomi、cosmoなどディレクトリ型小規模サーチエンジン30本くらいと「P-Link」が10本くらいです。「Twitter」、「ライブドアクリップ」、「NAVERまとめ」、「Yahooブックマーク」などソーシャルメディアやブックマークくらいです。


※各無料ブログは「アメブロ(このブログ)」を除き、全て11月末からスタートして記事数は6件~8件くらいです。運営方法や構築方法は過去記事の「SEOに効くサテライトサイトの構築方法と運営方法 」に沿った内容で構築、運営しています。また、リンクは下層サイトを含め満遍なく貼っています。上記リンク数はサイト全体のリンク数です。トップページだけのリンク数ではありません。



アンカーテキスト:ソーシャルメディアやブックマークを除く8割が「かに 通販」でリンク。


と2012年1月7日現在のスペックはこんな感じです。各数字に関しては若干(2~3)誤差がるかもしれませんが、ご容赦ください。



2012年1月7日現在の状況


「かにざんまい」トップページ順位(Google)


「かに 通販」  51位

「カニ 通販」 62位

「ゆでガニ 通販」 4位

「茹でガニ 通販」 5位

「ボイル蟹 通販」 6位

「活ガニ 通販」 20位


SEO対策環境:リンク付けやページ更新などは完全にプライベートな時間に行っているので、SEO対策トータル日数(時間)は半月くらいです。※小規模サーチエンジン登録意外はメインサイトの記事更新や無料ブログも記事更新、ソーシャルメディアへの登録などは全て「手動」です。





実験途中の感想


上記の検索順位と「かにサイト」を見ても分かるように(かにサイトのタイトルとかソースは各自で確認してくださいね。)アンカーテキストは「かに 通販」なのに記事やタイトルタグに書かれている「ゆで」や「茹で」、「ボイル」など第二、第三のキーワードで上位表示しています。これらのキーワードは難易度は低いですが、2011年12月中旬には「ゆでガニ 通販」、「茹でガニ 通販」、「ボイル蟹 通販」などのキーワードで1ページ目中盤から2ページ目の上位に表示されていました。


データとしては非常に少ないですが、この実験から読み取れる事は、「Googleはマルチになってきている」という事です。一昔前までは、Googleは1サイト1キーワードだとか1記事(下層コンテンツ)2キーワードまでとか言われていましたが、現在では結構複数のキーワード(関連や類義、共起キーワード)でも上位表示出来ると思っています。


1ページ(コンテンツ)のロングテールと言いましょうか、Googleの日本語辞書アルゴリズムに沿った「関連キーワード」や「類義語」、「共起語」など複数のキーワードで上位表示が可能かもしれません。


※上記「関連キーワード」などは該当ページ(記事)のタイトルタグや記事中に書かれている事が前提です。



ここでもう少し掘り下げると、外部リンクの「アンカーテキスト」はGoogleのクローラーに「サイトテーマ(記事テーマ)」を伝える役割で、クローラーはリンク先のサイトコンテンツを細部までクロールしてサイトテーマとコンテンツが合致しているかを判断し、評価しているのではないかと考えています。



プロセスはこんな感じです。


1.外部リンク「かに 通販」で貼られてる



2.クローラー「かにの通販サイトだね」



3.クローラーがメインサイトを調査(クロール)




4.クローラー「ほぉ・・・確かに、かにの通販サイトだけど”ボイル蟹”や”ゆでガニ”について結構詳しくかいてるよね」



5.クローラー「うーん検討したけど、”かに 通販”じゃぁ他のサイトの方が総合力で強いから君は”51番”だね。でも、”ボイル蟹 通販”だと結構いいじゃん!じゃぁこのキーワードだと6位だね」


・・・とこういう感じです。




実験途中の結論


外部リンクで「サイトテーマ」をGoogleに認識させて誘導する。その後にコンテンツ(記事内容)をクローラーに読み込ませてGoogleの評価を得て検索結果に出す。というプロセスだと思います。


例として、たとえば「品川 美容外科」というキーワードでSEO対策する場合、SEO対策は下記の通りです。



1.メインサイトのコンテンツは「品川の美容外科」という内容でコンテンツを展開



2.「サイトテーマ(第一キーワード)」は「美容外科」です。外部リンクには「美容外科」というアンカーテキストでリンクを貼ります。


3.クローラーはサイトテーマの「美容外科」でサイトコンテンツをクロール。


4.コンテンツのタイトルタグやコンテンツに書かれている第二、第三キーワードの「品川」や店名「品川美容クリニック」、「品川駅徒歩5分」などを認識する。


5.メインサイトや他社競合サイトの総合力(コンテンツ内容、バックリンク)など評価点に照らし合わせて順位を決める。


6.その際、”品川 美容外科”だと25位だけど、”品川 美容クリニック”だと15位、”品川 美容外科 徒歩5分”なら2位


と検索表示順位をきめると思います。この時、多分メタデスクリプション表記は変るんでしょうね。



※上記のプロセス、例はあくまで「オリジナルコンテンツ」「ニーズ(アクセス)のあるコンテンツ」が前提です。コピーコンテンツやスクレイピングコンテンツは論外で対象ではありません。予めご了承ください。



ご注意:この記事に書かれている事は、あくまで私個人の実験のよるデータと妄想(仮説)によるものです。この記事を参照して何らかの損害、不利益を被ったとしても当方は一切責任を持ちません。自己責任でお願いいたします。