<ヒューマン・不倫>
監督：チョン・ギュファン
出演：ユン・ドンファン、チェ・ウォンジョン
独特な雰囲気が漂う作品で。
不倫のお話しなんだけど。。。不倫モノ、と言う感じでは無いんだよね。
奥さんが旦那の不倫に悩んでどうのこうのとか、不倫相手との関係に悩んだあげくにどうしたこうしたとかって言う、普通の不倫モノとは全く違うからさ。
いや、夫の不倫描写は至極丁寧で。相手の生活感や不倫に対する受け止め方なども非常に分かりやすく描かれているし。
奥さんの方もイスラムの青年に心惹かれ。やっぱりこちらも不倫なので。
「不倫」が軸なのは明らかなんだけど。
それでもなぜか、「不倫」よりも「ヒューマン」の部分が心に残る不思議。
嫌いじゃないねぇ～。
チョン監督の『ウエイト』も好きですしね。。。かなり良いと思います。
奥さんの純粋さがほとんどバカが付くレベルで。イライラしますが。
そんな彼女だからこそ、何の信念も無いまま流れてしまう女性の行きついた先、と言うやつが生きて来るんだろうね。
あ。ただ。
『さよなら歌舞伎町』の時も思ったけど。
私、熟男女のベッドシーンを見るのがとっても苦手でさ。身体とかダルダルで、生々し過ぎると言うか。彼らの人生まで透けて見えるようで重い、と言うか。
まぁさぁ、不倫相手とは自由なセックスをして、奥さんとはなおざりなセックスで済ます、という対比なんでしょうけど。
長いんだもん。
個人的には半分くらいで良かったっす。はい。