■福岡が元祖だけど東京土産にもなってる「ひよ子」! | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

「博多」という産地がしっかりと明記された博多定番菓子「ひよ子」です!大好きな「抹茶」味。 



夏休みで日本からのお客さんを多く迎えていますが、福岡から来た知り合いから博多土産の定番「ひよ子」をいただきました~!日本から団体を引率してこられたのですが、私がその方々にひと講座、講義をさせていただいたものです。ということでいただいた「ひよ子」ですが、わーい!私の好きな抹茶味です。(*´▽`)


以前、福岡出身の友人が、この「ひよ子」を東京のお菓子だという人に出会うたびに怒っていましたが、もう私も「ひよ子」の元祖は福岡であるということは認識しています。というか、そもそも「ひよ子」の製造元である「株式会社ひよ子」が、1964年の東京五輪をきっかけに東京に進出したために東京のお菓子にもなってしまった、ということらしいんですけどね。今や東京土産の定番の一つにもなってはいるけれど、でもそもそもの元祖は博多である、ということになりますよね。(^^;)


ところで、今回のように、日本と韓国の文化の違いを話す私の講義の中には、いつも日本の方のお菓子の贈り物が、韓国人には理解されないことが多い、という内容が出てきます。それは実際に誤解や摩擦が起こることがあるため、いわざるを得ないということと、実際、両国の文化的傾向の違いを説明するのに、これがとても分かりやすい例であるからです。


もちろん、韓国の人でも、日本のお菓子贈答文化を知っている人は、「日本人はお菓子を贈るものだ」と思って受け入れてはくれますが、ふつうは「どうして“パン(知らない人にはそう見える)”なんかを、わざわざ日本から持ってきたのだろう」ということになるため、「韓国人に贈るのなら、お酒とか、お菓子以外の地元の名産のほうがいいです」という話をします。


で、講義を聴く時点で、すでに日本から持ってこられている、というのなら、韓国の方に渡す前に、「これは日本の風習であり、日本では最も大切な人にはお菓子を贈るものなんです」といったらいい。そして相手が「それは知りませんでした」という雰囲気ならば、さらに「これはただのお菓子ではなくて、私の地方の名産としてとても有名なお菓子なんですよ」などと話すのもいいでしょうという話をします。ややこしいですよね。(^^;)


でも実際、ふだん私が韓国人を相手に日本文化を講義する中で、一番多く反応があるのがこの話だったりもするんですよね。「今まで不思議だったけれど、今日やっと分かった」とか、「もらった時に“パン”だと知ってがっかりしたことがあったけれど、そういう日本人の気配りがあった、ということをまったく知らなかった」などと、多くの方がおっしゃいます。


ということなのですが、日本から来られた方にこの話をした後に、ときどき問題になるのが、「すみませ~ん。やっぱりお菓子を持ってきてしまいました」と謝られながらお土産をいただくことになるということです。もちろん、「いえいえ、私は日本人ですから、何よりもお菓子が大好物だし、嬉しいんです!」と慌ててお答えします。(^^;)


それで、私がこんなに喜んで美味しくいただいたということを紹介するために、このようにあげたものです。実際、うちの妻が一つ味見をして、次に帰宅した時には、私がすでに全部たいらげてしまっていたということで、妻から怒られてしまいましたからね。いえ、本当にもう食べないのかと思って喜んでいただいただけなんですけどねえ。ヾ(≧∇≦)〃♪



抹茶色の箱に入ってます。 


「茶」という字が大きく入って、しかも「新茶」という。(*´▽`) 


「ひよ子」。 


少し残酷ですよね。でも美味しい緑のひよ子でした。ヾ(≧∇≦)〃♪ 



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