第6代王から第10代王まで。『王と私』①
ゆっくり、観てます。
『王と私 』 (2007年)。
全63話もあるから、こりゃ年内は本作一色かな![はてなマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
主人公を
『みんなで 차 차 차』 (2009年)のオ・マンソクが演ってるというので、こりゃいいだろうと思って観始めたのです。
ところが、第1話にして不安は的中。
やっぱりテーマが内侍 ![ドクロ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/152.gif)
男性機能を失った男の悲恋のドラマっぽいので、どうも空気がジメッとしていて、なんか視聴欲が湧かないのです。
よくも、こんな日陰の立場の人にスポットを当てたものです。
とにかく出てくる言葉がやたらと陽物 、陽物の 連発。
日本には歴史上、このような陰湿な制度はなかったので、とにかく不快感を感じるテーマでしかありませんでした。
ただ、第8話までが主人公チョンドン(後のキム・チョソン 子役:チュ・ミンス)や第9代国王成宗( 子役:ユ・スンホ)の少年時代が終わります。
そこまで観て、このドラマの魅力の一つに、仲間愛というか擬似家族愛というか、なんかとっても温かいヒューマニズムがあることがわかりました。
内侍になろうなんて、本人も家族も、まともな感覚ではありません。
でも、科挙に挑戦できるような家柄でないのなら、食べるためにそういう選択をする人も、当時の朝鮮にはたくさんいたようです。
本作には、そんな去勢志願者、つまり内侍志願者のための私設内侍養成所 「内子院」 が登場します。
そこで学ぶ少年たちの連帯意識や、院長チェ・ソグィ(ヨ・ウンゲが降板してキム・スミ)ら院内の大人たちとの交流など、けっこう学園ドラマみたいな温かさが描き出されます。
特殊な身上の子たちが、様々な事情を抱えつつ、内侍の試験に挑戦するまでの生活ドラマ。
これは、宦官というネガティヴなテーマを逆手にとった、逆転の脚本作りだな、と ちょっと感心しました。
あー、ちなみに、
『宮廷女官チャングムの誓い』 (原題:大長今 2003年)でチョン最高 尚宮を演じたヨ・ウンゲおばさんがとても楽しみだったのですが、すぐに降板してしまいました。
突然、というかいつの間にかキム・スミが登場しますが、戸惑いましたね。
![六根壺](https://emoji.ameba.jp/img/user/de/deepcyan20020325/1452217.gif)
このドラマ、先が見えません。
思春期前に去勢しないと死亡率が高まるというのに、主人公はハイティーンになって髭が生えてくる年頃になっても内侍になろうとはしません。
どうなっちゃうのかな、と思っていたら、第12話で自宮(自ら去勢)します。
そうすると、ヒロイン 尹씨 ソファ(ク・ヘソン)とのラブストーリーは成就しません。
![王と私](https://stat.ameba.jp/user_images/20151213/12/kite-family/fd/77/j/o0350019613510389218.jpg?caw=800)
ハッピーエンドにはならないのでしょうか。
史実では、この 尹씨 という女性はソンジョン王(コ・ジュウォン)の2番目の中殿。
![王と私](https://stat.ameba.jp/user_images/20151213/12/kite-family/ee/57/j/o0350019613510389219.jpg?caw=800)
彼女の子供が、なんと悪名高き 第10代朝鮮王燕山君( チョン・テウ)です。
![王と私](https://stat.ameba.jp/user_images/20181019/19/kite-family/79/4f/j/o0350019614287141843.jpg?caw=800)
なんでこんな清貧なヒロインから、ヨンサン君のような暴君が誕生したのでしょうか。
たぶん、それが本作のキモではないかと思います。
私は、ヨンサン君を含む、ちょうどこのあたりの時代のドラマを観ていません。
『根の深い木~世宗大 王の誓い~』 (原題:根元 深い 木 2011年)の第4代セジョン王からのドラマに会えておらず、次の王はそこからぐっと時代が下がって
『ファン・ジニ』(2006年)や『チャングム』の第11代王 中宗で すから。
第5代から10代(ヨンサン君)までを扱ったドラマは 『王と私』がはじめてなのです。
ちなみに、ソンジョン王の3番目の中殿が、晋城大君( ノ・ヨンハク)の生母の貞顕王 后尹씨 、その後慈順大 妃なのです。
![六根壺](https://emoji.ameba.jp/img/user/de/deepcyan20020325/1452217.gif)
第1話冒頭でチラッと、王位を奪われ江原道寧越へ追放されていた16歳の元第6代王端宗が (イ・プンウン)が登場します。
彼の忠臣で、主人公の実父キム・ジャミョン(イ・イルチェ)は、甥の玉座を奪った現王(第7代王)世祖 (キム・ビョンセ)を殺害しようと計画。
内侍府長のチョ・チギョム(チョン・グァンリョル)に共謀を持ちかけますが、チギョムはなびかず、殺害計画は失敗。
これで主人公チョソンは父を失います。
そんなセジョ王も第2話で病死。
第8代王睿宗( ユ・ドンヒョク)が即位します。
![王と私](https://stat.ameba.jp/user_images/20151213/15/kite-family/44/81/j/o0350019613510510870.jpg?caw=800)
これで中殿だった貞熹 王后(ヤン・ミギョン)は大妃 となります。
奸臣の勢力を削ごうと、イェジョン王はまず内侍府への圧力を強めるところから始めようとします。
第4話で、これに反発するチギョムはイェジョンを毒殺。
で、チョンヒ大妃 は大王大妃に。
ヤン・ミジョンは、これまで観たどのドラマの大王大妃ママよりもソフトな大王大妃ママを演じます。
そして在野にいた王族のソンジョンが、幼くして第9代王に即位。
仮の母親(チョン・イナ)も入宮して、いきなり仁粹 大妃となるのです。
![王と私](https://stat.ameba.jp/user_images/20151213/15/kite-family/cd/f5/j/o0350019613510510871.jpg?caw=800)
あの、有名なインス大妃です。
本作ではどういう女性として描かれるのか気になりつつ観ていますが、すぐに奸計に騙されるところはありますが、是々非々のしっかりした大妃が演じられています。
と、まぁえらく駆け足のドラマです。
私にとっては未知の時代背景の作品なので、気色悪さはあるものの、ゆっくり観ていきます。
![六根壺](https://emoji.ameba.jp/img/user/de/deepcyan20020325/1452217.gif)
全63話もあるから、こりゃ年内は本作一色かな
![はてなマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
主人公を
![](https://emoji.ameba.jp/img/user/oh/ohaa1224/61084.gif)
ところが、第1話にして不安は的中。
やっぱりテーマが
![ドクロ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/152.gif)
男性機能を失った男の悲恋のドラマっぽいので、どうも空気がジメッとしていて、なんか視聴欲が湧かないのです。
よくも、こんな日陰の立場の人にスポットを当てたものです。
とにかく出てくる言葉がやたら
日本には歴史上、このような陰湿な制度はなかったので、とにかく不快感を感じるテーマでしかありませんでした。
ただ、第8話までが主人公チョンドン(後のキム・チョソン 子役:チュ・ミンス)や第9代国王
そこまで観て、このドラマの魅力の一つに、仲間愛というか擬似家族愛というか、なんかとっても温かいヒューマニズムがあることがわかりました。
内侍になろうなんて、本人も家族も、まともな感覚ではありません。
でも、科挙に挑戦できるような家柄でないのなら、食べるためにそういう選択をする人も、当時の朝鮮にはたくさんいたようです。
本作には、そんな去勢志願者、つまり内侍志願者のための私設内侍養成所 「
そこで学ぶ少年たちの連帯意識や、院長チェ・ソグィ(ヨ・ウンゲが降板してキム・スミ)ら院内の大人たちとの交流など、けっこう学園ドラマみたいな温かさが描き出されます。
特殊な身上の子たちが、様々な事情を抱えつつ、内侍の試験に挑戦するまでの生活ドラマ。
これは、宦官というネガティヴなテーマを逆手にとった、逆転の脚本作りだな、と ちょっと感心しました。
あー、ちなみに、
![筆](https://emoji.ameba.jp/img/user/sp/spank39haijin/681079.gif)
突然、というかいつの間にかキム・スミが登場しますが、戸惑いましたね。
![六根壺](https://emoji.ameba.jp/img/user/de/deepcyan20020325/1452217.gif)
![六根壺](https://emoji.ameba.jp/img/user/de/deepcyan20020325/1452217.gif)
![六根壺](https://emoji.ameba.jp/img/user/de/deepcyan20020325/1452217.gif)
このドラマ、先が見えません。
思春期前に去勢しないと死亡率が高まるというのに、主人公はハイティーンになって髭が生えてくる年頃になっても内侍になろうとはしません。
どうなっちゃうのかな、と思っていたら、第12話で自宮(自ら去勢)します。
そうすると、ヒロイン
![王と私](https://stat.ameba.jp/user_images/20151213/12/kite-family/fd/77/j/o0350019613510389218.jpg?caw=800)
ハッピーエンドにはならないのでしょうか。
史実では、この
![王と私](https://stat.ameba.jp/user_images/20151213/12/kite-family/ee/57/j/o0350019613510389219.jpg?caw=800)
彼女の子供が、なんと悪名高き 第10代朝鮮王
![王と私](https://stat.ameba.jp/user_images/20181019/19/kite-family/79/4f/j/o0350019614287141843.jpg?caw=800)
なんでこんな清貧なヒロインから、ヨンサン君のような暴君が誕生したのでしょうか。
たぶん、それが本作のキモではないかと思います。
私は、ヨンサン君を含む、ちょうどこのあたりの時代のドラマを観ていません。
![](https://emoji.ameba.jp/img/user/pe/pew/815378.gif)
![](https://emoji.ameba.jp/img/user/ay/aysmallbekkan02/1320510.gif)
第5代から10代(ヨンサン君)までを扱ったドラマは 『王と私』がはじめてなのです。
ちなみに、ソンジョン王の3番目の中殿が、
![六根壺](https://emoji.ameba.jp/img/user/de/deepcyan20020325/1452217.gif)
![六根壺](https://emoji.ameba.jp/img/user/de/deepcyan20020325/1452217.gif)
![六根壺](https://emoji.ameba.jp/img/user/de/deepcyan20020325/1452217.gif)
第1話冒頭でチラッと、王位を奪われ江原道寧越へ追放されていた16歳の元第6代王
彼の忠臣で、主人公の実父キム・ジャミョン(イ・イルチェ)は、甥の玉座を奪った現王(第7代王)
内侍府長のチョ・チギョム(チョン・グァンリョル)に共謀を持ちかけますが、チギョムはなびかず、殺害計画は失敗。
これで主人公チョソンは父を失います。
そんなセジョ王も第2話で病死。
第8代王
![王と私](https://stat.ameba.jp/user_images/20151213/15/kite-family/44/81/j/o0350019613510510870.jpg?caw=800)
これで中殿だった
奸臣の勢力を削ごうと、イェジョン王はまず内侍府への圧力を強めるところから始めようとします。
第4話で、これに反発するチギョムはイェジョンを毒殺。
で、チョンヒ
ヤン・ミジョンは、これまで観たどのドラマの大王大妃ママよりもソフトな大王大妃ママを演じます。
そして在野にいた王族のソンジョンが、幼くして第9代王に即位。
仮の母親(チョン・イナ)も入宮して、いきなり
![王と私](https://stat.ameba.jp/user_images/20151213/15/kite-family/cd/f5/j/o0350019613510510871.jpg?caw=800)
あの、有名なインス大妃です。
本作ではどういう女性として描かれるのか気になりつつ観ていますが、すぐに奸計に騙されるところはありますが、是々非々のしっかりした大妃が演じられています。
と、まぁえらく駆け足のドラマです。
私にとっては未知の時代背景の作品なので、気色悪さはあるものの、ゆっくり観ていきます。