T-araのウンジョンがんばれ! 『ホワイト:呪いのメロディ』  | コワれるまで ALLORA

T-araのウンジョンがんばれ! 『ホワイト:呪いのメロディ』 

ずっとドラマを観てきたので、たまには映画など。
で、ここのところずっと暑いので、涼しくなる映画がいいなぁ・・・という理由で、
映画 『ホワイト』 (原題:ホワイト(ファイトゥ) :呪いの(チョヂュウィ) メロディ(メルロディ) (2011年)。

主演は T-ara のハム・ウンジョンです。



日本ではあまりにも有名な K-POPガールズのメンバーですが、私がはじめてウンジョンを知ったのは、本作公開の同年に放映されたドラマ 『ドリームハイ』 のユン・ベクヒ役を演じたときでした。

その後、なんかの (日本の) TVバラエティ番組で T-ara が出演しているのを観たとき、
「あれ? ベクヒじゃん」
と気付いたんです。

当時は T-ara というグループ名は知っていても、そのメンバーの顔を思い浮かべるなんてことは到底およびもつかなかったです。
(今でも AKB48 の一人ひとりってよく分からないし・・・)

韓国ドラマを観るようになって、少しだけ知りました。

特に 『ドリーム・ハイ』 は現役の若いアーティストが出演していて、MissA のスジとか 2PM のテギョンとか>。
あるいは ラブレイン(Love Rain)(原題:愛の雨(サランピ) 2012年) だと、 「少女時代(ソニョ シデ)」 のユナ (キム・ユニ役) とかですね~。

まだいろいろあるけど・・・

ウンジョンは音楽活動の片手間に女優を演っているわけではなく、この映画では主演。

でも shokopon T-ara なんですから、製作側だってそういうふうに彼女を用いるわけで、『ドリーム・ハイ』 で歌やダンスを披露したように、本作では売れない K-POP ガールズの一員という役どころです。



               



さっぱり人気がない K-POP ガールズ “ピンクドールズ(Pink Dolls)”。
引っ越した練習施設で、主人公のウンジュ(ハム・ウンジョン) は1本のVHSを見つけます。

収録されていたのは、未発表の K-POP 「ホワイト」のPV
下記の曲です。
“白(ホワイト)” という単語が繰り返される、K-POP 特有のフックソングでした。



まあ日本で言うならば、1980年代の荻野目洋子あたりのノリですねぇ。
私は嫌いじゃないですよ。

で、未発表だからと、この曲と振り付けを使っちゃおうと。

本作では下記のような曲に編曲したという設定ですけど、もう原形を留めていないのではないかな。



で、イヤイヤながら練習してショーケース・ライブで歌ってみたら、この曲が意外に好評。

で、もっとソロパートを増やそう ということになって、センター争い。

ホワイト・・・

センターは白いウィッグを被るのです。
どセンの称号として、ホワイトと呼ばれます。

それは、VHSに映っていた当時のグループ “ララ・シスターズ” がそうしていたからでした。

ララ・シスターズは解散していました。
その後 かつてララ・シスターズが使っていた練習場が火事になり、そして再建されたのが、今ウンジュたちがいる合宿所でした。

呪いっぽい予感・・・

1人目のホワイト候補、歌唱力自慢のジェニ(チン・セヨン)は首つり状態に。

ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ

ヴィジュアル自慢の2人目のホワイトは、顔を傷つけられて降板。


絶叫ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ 叫び


3人目のダンス自慢のホワイトも、機材の下敷きに。

ウギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ 叫び


そして、1人残ってしまったウンジュ。
ソロのホワイトとして、ホワイトを歌うことになってしまいました。


この歌には何か謎があるのではないか。
ララ・シスターズの解散の裏に 何かが隠されているのでは。

その謎を解かないと、呪いは自分にも降りかかる。
この映画は、そんなサスペンス・ホラーです。

あ、繰り返しますが、最初の犠牲者のホワイトであるジェニを演じたのは、なんと
『オクニョ ~運命の女~(原題:獄中花 (オクチュンファ)2016年)の主人公オクニョを演じた、
チン・セヨンでした。




     shokopon     shokopon     shokopon



さて、いじめだ 辞めただの、何かとお騒がせの T-ara ですけど、結成当初から続けているウンジョンには、ぜひ、これからもがんばってほしいと思います。

で、T-ara のゴタゴタスキャンダルで、ウンジョンはこの映画の翌年に1つのドラマにキャスティングされながら 降板させられています。

代わってキャスティングされたのは、なんと本作の、2人目の歌唱力自慢のホワイトを演じたチン・セヨンでした。

本作では芸能界の裏側として、センターの座をめぐる 少女たちのけっこう醜い争いが描かれるのですが、この映画が現実化した、という評判が立ったようです。

ウンジョン、がんばれ !!