'70年代が香るドラマ 『Love Rain』 | コワれるまで ALLORA

'70年代が香るドラマ 『Love Rain』

ラブレイン(Love Rain)』(愛の雨(サランピ) 2012年)、結局パスせずに見続けていますてへ



先回「ダラダラはじまった」と書きましたが、それがつまらなかったかというと、そうでもありません。
ソ・イナ(チャン・グンソク)とキム・ユニ(ユナ)の、ゆったりした1979年当時のエピソードではじまったこのドラマ、その時代の話は第5話で終わりました。

そこからはガラリと時代は変わって、韓流おなじみ“オレ様”キャラのチャン・グンソクと、素直・鈍感な娘の、駆け引きばかりのラブストーリーに。
普通に面白いです。
チャン・グンソクはやっぱりこのキャラが似合います。

もっと駆け引きを引っ張るかと思ったら、第8話にしてソ・ジュン(チャン・グンソクの1人2役)は早々に、チョン・ハナ(ユナの1人2役)に「お前のことが好きみたいだ」と告ってしまいます。
もう言っちゃうんだ。


         


ラブ・レイン
アコーディオンとかフォークギターとか、ちょっと一時代前の楽器店。
韓流ドラマに魅力を感じるひとつに、こういったちょっと旧い時代背景へのノスタルジーがあるかな、と思っています。

携帯もポケベルも(ピッピ(삐삐))無かった頃、ですがいつの時代にも青春はありました。
通信手段が限られていたのでコミュニケーションのスピードは遅かったけど、“情”が熟する時間はたっぷりありました。

私も含めて壮年層の人たちは、色々な思い出が浮かんでくるでしょうね。

映画 同感(Ditto)동감)(トンガム)』(邦題:リメンバー・ミー)も、1980年あたりの時代が登場しますから、ほぼ同時期です。
あれも、ノスタルジックな映画でした。

こういう背景の絵が気軽にロケで撮れなくなったのか、ちょっと昔の話って日本では観られなくなりました。
それをしようとすると、いきなり巨額の費用を掛けてセットを組む『三丁目の夕日』みたいな大作になってしまうのでしょう。
かろうじて、潤沢な予算を持つNHKで観られるくらいかな。

         


主演を務める少女時代(So Nyuh Shi Dae(ソニョシデ SNSD))のユナは、可愛いです。
'70年代の清楚なワンレンのユニもいいし、現代っ子のハナもいいんじゃないですか。
(ついでに、携帯の着信音も面白い)

少女時代でも活躍してほしいけど、この年齢層の女優としても、ずっと映画やドラマで顔を見せ続けてほしいです。