イ・ウンジュの遺作 第3弾 『秘花 ~スジョンの愛~』 | コワれるまで ALLORA

イ・ウンジュの遺作 第3弾 『秘花 ~スジョンの愛~』

24歳で亡くなったイ・ウンジ(Lee Eun Ju)ュ씨の作品についての書き込み、第3弾。

『オー!マイDJ』(韓題:『アンニョン!UFO』 2004年)
は良かったビックリマーク
イ・ウンジュの魅力たっぷり。

バンジージャンプする』(20(A Bungee Jump of Their Own)01年)
は、
映画そのものは「う~ん」でしたが、
イ・ウンジュは清楚でした。

第3弾は
『秘花 ~スジョンの愛~』 (2000年)(Virgin Stripped Bare by Her Bachelors)
イ・ウンジュがはじめて映画で
主演を勤めた作品です。
当時、彼女は20歳でした。

この作品、126分とやや長いです。
そこに言及する理由は、
退屈してしまったからです m(_ _ )m 。

同じ場面がランダムに繰り返されるのですけど、最初はDVDで鑑賞するかのように “もう一度観たい”部分をリピートしているのか、と思いました。

ちょっとずつ違うんですけど、その違いは、この映画のストーリーの流れを解き明かすような演出か、と観ていたのですが、実は同じシーンを、立場を変えて観たら(あるいは回想したら)という仕立ての映画でした。

でもストーリーは超 地味~だし、カメラワークは登場人物(特にウンジュ)のアップが全く無いし。
おまけにモノクロ映画です。


もちろん2000年作品ですから、技術*1 の問題じゃなくワザとなのでしょうけど、それが何らかの期待効果を奏したというのでしょうか。
単に、映された食材まで引き立たない、というだけじゃないかと感じました。


   手袋    手袋    手袋


酷評を述べましたが、私にはこの作品の芸術性が分からないだけなのです。
本作はさまざまな映画賞を受賞しています。

芸術性よりも娯楽性がチョアヨ。

それはともかく、主演男優のチョン・ボソク。
私の心が聞こえる?(Can You Hear my Heart?)』(2011年)の、ポン・ウリの義父ポン・ヨンギュですね。
髪型があんまり変わりません。

『秘花 ~スジョンの愛~』

イ・ウンジュの遺作、次の作品はもうちょっと“フツーの作品”で出会いたいと思います。



*1 日本の場合、総天然色映画の草分けは1951年の 『カルメン故郷に帰る』