イキなエンディングで幕を閉じた、ドラマ『いばらの鳥』② | コワれるまで ALLORA

イキなエンディングで幕を閉じた、ドラマ『いばらの鳥』②

まるで70年代の日本の少女漫画を再現したような、ドラマいばらの鳥(Thorn Birds)』(2011年)が終わりました。

もうあとは全ての真実が記者会見で明らかにされるだけ、と思ってたら、ラスト2話でさらなる展開に。
脚本家、手を抜かないですね。

もう、観ずには終われない。
ほとんど中毒です。
韓国でも尻上がりに視聴率が上がっていき、最終回は最高視聴率14.2%を獲得したそうです。

とにかく最終回のテーマは“育ての親”の重さでした。

そして、なかなかイキなエンディング・シーンです。

映画『不滅の愛』が公開されるのですが、暗いシアターのなか、観客の前に映し出されたのは、モノクロっぽい画面。

ククスをすする少年と少女のシーン。
あれ?
地下道の壁を塗る2人・・・湿布を貼るジョンウン・・・

なぁんと、公開映画がこのドラマの回想シーンであり、エンディングロールになっていたのです。
いばらの鳥
そして思い出の海岸のシーンで暗転し、ドラマも終わります。


  いばらの鳥  いばらの鳥  いばらの鳥


ソ・ジョンウンを演じたハン・ヘジン、ハン・ユギョンを演じたキム・ミンジョンはどちらも難しい役どころだったと思います。
ただ哀しいとか切ないとか、そんな単純ではない感情を、言葉でなく表情で演技し続けたドラマでした。

ハン・ヘジンって、いつも目線を上げるのにこんなに時間がかかる人なのかな。
他のドラマも観たいところです。
また、放映してくれないかな~。