『喰女-クイメ-』 2014年・日本
肝心な映画は見逃すのに、コレ系は初日に行く勢い。
あ、肝心でないのではなく、お岩様は絶対正義でいつもお世話になっておりますチビります。
我ながら、お岩様の悪口を言ったら呪われる伝説へのビビり方がハンパない。
四谷怪談が、劇中劇。
役者にのしかかっていくオカルト。
その舞台稽古の装置が素晴らしく、衣装も美麗、観劇料が高めなタイプ。
怪異はゆっくりと始まって、ゆったり感。
なかなか怖くならない。
まさか、このまま未完成な芝居を1本観なくてはならないのかと、込み上げる不安。
もはや、柴咲コウを観るための映画。美しい!
この人は、人を襲ってナンボ。壮絶さと少女声のアンバランスが抜群。
マイコは役柄的にも、妻夫木問題でハラハラ特典。
根岸李衣の佇まい!上手い。
市川海老蔵の幼少時、初舞台を歌舞伎座で観た時には、ここまで性器的になるとは思わなかった。
普段はあんなに元気なのに、芝居になると元気がない。
「お岩・・・」の一言で観客をコケさせる威力。ただ、エロい!華がある!
三池崇史監督の色は満タンながら、正面からの恐怖なのでゾワゾワは薄め。
ドン引きシーンがあり、ゲロリンチョ。
海老蔵の満点パパぶりもよぎる。役者ブログって、罪だ。
それでも終盤はあっという間に展開。
え?これで・・・終わり・・・?う、うん・・・状態。
血糊は大サービス。
暗く、ねっとりしたエロティシズムもある。
もっと怖さがあれば!
恐怖が少々、喰い足りない。
スクリーン
[関連作品]
三池崇史 『十三人の刺客』『愛と誠』『悪の教典』『藁の楯 わらのたて』
伊藤英明 『悪の教典』『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』
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