$世界映画博-キャプテン・アメリカ

『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』 CAPTAIN AMERICA: THE FIRST AVENGER 2011年・アメリカ 


この映画を、好きと言う勇気。
これぞ、反骨精神。

すんごい面白い。気がするのだけれど、どうしましょうか。

戦争を憎んで、戦争映画を憎まず。
戦争映画好きの血が騒ぐ。


虚弱で小柄で色白のモヤシっ子が、超人パワーを身に付ける。
そこからの大活躍劇!

・・・かと思いきや、やっていることは極めて地道。
敵を追うのに、必死に走る。
必死に掴まる。
必死に避ける。
超人になったのに、武器はただただ「頑張り」の一点のみ。

このバカバカしさはどうだ。
超絶に頑丈な盾だけが、守り神。
なんたる涙ぐましさか。

しかも、元はモテ経験ゼロの豆モヤシであるので、浮かれたり。
軍人なので、仕事も営業も励んだり。

ストーリーは一直線で、乗り物もカッコいい。
クライマックスはありすぎて、ちょっとくらい見逃してもいいかなという空気。
まるで、子ども向け映画のテンションではないか。


キャプテン・アメリカ担当のクリス・エヴァンスの体が、凄い。
マイケル・ジャクソンが先駆けたモーフィングという技術により、モヤシも、シャウエッセン状態も本人が演じている。
絶妙なアホさ加減も、類いまれ。

上官、トミー・リー・ジョーンズの安定感。この人がいることで、映画の格が上がってしまうので用心だ。

ヒロイン、ヘイリー・アトウェルの微妙なクラシカル感もいい。

ジョー・ジョンストン監督は『ジュラシック・パーク3』も楽しく、今作もまた。
もちろん、ド派手で大味。しかし、それこそがアメリカである。


タイツ姿は最高だ。
アメコミ・ヒーローは、バカと真面目のシェイクが美味。
マーベル・コミック映画の魅力は、原点を忘れない姿勢にこそある。

天才の努力を好む日本に対して、凡人の努力を讃えるアメリカ。
一番の武器は、人望であるという普遍性。

『アベンジャーズ』での指示の飛ばし方も納得。
キャプテン・アメリカというキャラクターにもう夢中。

ラストでは、あまりのアホっぷりに胸がときめいた。
そして、本気でつぶやいてしまった。
かっけぇ・・・と。

ありがとう、キャプテン。



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