『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』 SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD 2010年・アメリカ・イギリス・カナダ
メイド・イン・任天堂。
ユニバーサル映画のタイトルから、ゲーム色全開。
日本は罪なことをした。
コミック原作も含めて、この文化、日本の賜物であるらしい。
生粋のゲーム・ムービー。
邦題も含め、ジャンルはいっそ、アホ映画だろう。
こういうアホさはどうかと言うと、好きです。
『キック・アス』と同グループ。
つまんね~と思っていると、爆笑。
爆笑後は、普通に戻る。
この緩急がもどかしくも、基本バカだなあ展開なので、度々コーヒー噴く状態。
主役の男子、マイケル・セラはヘニョヘニョなのに、アクションが出来る子。
使える男だ、それもそのはず、『JUNO』の短パン男子であった!
脇には、多国籍軍。
中国女子を演じるアリソン・ピルの百面相にハマる。
アメリカ肉体派、クリス・エヴァンスの使い方も、これが正解だろう。
日本からは、まさかの斉藤慶太・翔太の双子の参戦。
この激しさと、くだらなさと、心もとなさのマッチングがたまらん。
と思ったら、監督はエドガー・ライトであった!『ショーン・オブ・ザ・デッド』ではないか。
製作のマイケル・バコールとの共同脚本は、矢継ぎ早なセリフ。
音楽と効果音が、ぎゅうぎゅう詰め。
冒頭から『ゼルダの伝説』(任天堂)とは、嬉しすぎてチビる。
ピカピカでカラフルで、原色コミックの面影たっぷり。
ゲーム的要素で画面は満タン。
このアクション&ミュージックの襲来はどうだ。
何しろ、恋する女と付き合うため、襲い来る元カレ軍団と戦うストーリー。
こういうアホ映画を真剣に作るのは、誰もができる仕事じゃない。
コンテ、資金、スタジオ、スタッフ、キャスト、時間をかけて準備をする。
その間、アホ・モチベーションを保てるのは、選ばれた人間だけ。
それが出来るところに、エドガー・ライト監督の良さがある。
アホだなーと見終わったのに、また観たくなるから困る。
これはもう、ゲーム性の中毒性。
WOWOW
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