9時間半の移動。
5日目の朝、5:15。
いつものお気に入りの場所で、目を覚ます。
(髪型がバンドマンみたいになってるおみつも愛おしいよー。)
「風が気持ちいい。」
「この場所が結構好きです。風がカラダを洗ってくれそうな気がする」
午前6時。ようやく到着。
狭い車内だったから、やっと全身で大きな伸びができるねっ。
さぁ、ご覧ください!!
アイドルの本気の伸び!!
本気の・・・
あくび!!!
こちらもまさに貴重映像!!
キャハハ、あくびし終えてからのぶちゃ顔(笑)
大丈夫、どんなイケメンでもあくび後はぶちゃだからー(///∇//)
「ふわーーーーーーっ(あくびしながら)はうぅ、ムガールサライという駅です」
(バラナシ・・・・バラナシ・・・(///∇//))
どうやって行くか悩みながら進む。
そんな中、みっくんをターゲットにしようと、オートリクシャーの運転手がゾロゾロ集まる。
歩いていると、運転手に乗らないかと声をかけられる。
みつ「バラナシに行きたい」
運転手「バラナシは遠いぞ」
一応、金額を聞くと300ルピー。
「お金がない」
さすがに断る。でもまだ食いついてくる。
おみつ、困った顔して、
「ほんとに700ルピーしかない」と苦笑い。
所持金を聞き運転手もさすがに諦めて退散。
仲間に「あいつ本当に金ないらしいぞ」って報告してた(爆)
「・・・こんな俺に話しかけても、全然お金なんてないのにね・・・」
このコトバにね、申し訳なさの中に、彼の優しさとかが滲み出てたよ。
通行人にバラナシまでの距離を聞く。
えっ、15キロ!?
想像以上の距離にちょっと驚きを隠せない。
近いって行っても日本とインドの「近い」は違うんだね。
少し考えていると、あやうく車に轢かれそうになるおみつ!!!
「危ない危ない!!」
「15キロはヤバい・・・」
「でも、お金ないから歩かないとね。」
歩くことを決意。
大丈夫!!あなたのコンサートの運動量に比べたらたいしたことないわ!!
メンバーイチ、体力があるみっくんだから、大丈夫!!
「ま、追い込まれて、旅っぽくなってきましたけどね」
歩いてる間も車に乗せようとするインド人。
「乗らないよっ、乗らないよっ。」
この言い方ひとつ取っても、すごく優しくてね。確かに散財してるのは事実だけど、おみつはインド人の生活の助けになってあげたい想いが常にあるんだよね。あたしはそう思う。
「さあ、歩くぞ」
力強く、ぺたぺたサンダルの足音鳴らせて、歩く。
その後ろ姿が本当に愛くるしい。
周りの風景を左右交互に見ながら歩く。
「(自転車乗ってる人見ながら)チャリンコ乗せてぇ~」
言い方超可愛い(///∇//)
ここから想い出話に花を咲かせる。
「子供の頃、チャリンコでいろんな所行ってました、冒険心があったのかな?」
「秘密基地作ったり、1日中泥で遊んだり」
「小学校のサッカーチームに長谷川という1コ上がいたんです。」
「その長谷川君が小学校4年の時、アリを食うんです」
(SMAPの慎吾ちゃん思い出した!!アリのおしりが甘いんだよね。笑)
「それがカッコよく見えたんですよね。」
(爆。可愛いなぁ、長谷川くんがアリを食べる姿に憧れを抱く小3の宏光少年!!)
「(思い出したように)幼稚園の時に・・・よく図工とかで作るときの糊あるでしょ?でんぷんのり。」
「それ、食べてました(笑)」
(爆!!)
「カッコイイと思って。たぶんモテたかったんでしょうね。」
幼稚園児の宏光坊や。
この時からモテたくて、カッコつけたくて、糊を食べる(笑)
注目されたかったんだよね、その習性はこの時からあったのね、超愛おしすぎる(/ω\)
今のみっくんの原点のような貴重なエピソード。
こういう幼少期からの出来事を話しながら歩いてくれるみっくん。
単純に嬉しい(ノ_・。)
15キロだもん、もっともっと、いっぱいあったんだろうな、こういう話。
今の子供たちって、秘密基地作ったりとか、砂場で遊んだりはしなくなったよね。
危険だとか衛生面的に問題視されてきてるしね。
しかもこのご時世、仕方ない部分もあるとは思うけど・・・。
でも、子供の時に、外で友達と泥まみれになって遊んだ経験ってずっと残るんだよね。
あたしも兄と弟に挟まれてるから男の子に混ざって木の上に秘密基地作ったりして遊んでた。
でね、素直でまっすぐで、いつまでたっても少年の心を持ったみっくんは、この時の思い出が今も鮮明に残ってるんだよね。
みっくんみたいな経験、今の子たちにも沢山してほしいなぁ。
あたしに子供が出来たら、できる限り外で遊ばせてあげたいな。いろんな思い出作ってほしい。みっくんみたいな子供に育てたい。
なんかね、みっくんのお母さんに感謝したくなったシーンだなぁ。
Part.3に続くー!