今回のガンホーの決算が厳しいのは分かっていたのでそもそも株を買ってなかったのだが、2Qの売上377億、営業利益249億はかつてないほど厳しい数字となっている。
売上が大きく伸び悩んだ一因はモンストに課金枠を奪われたためだと思うが、他にもライト層がパズドラに飽きて来たというのもあるのだろう。決算説明会資料にも休眠ユーザーに対するCM効果を狙ってる旨の記述があったが、やや複雑化した今のパズドラはライト層には厳しくなってる面を無視してるのではないかと思っている。
コアユーザーは既に十分すぎる程、強いモンスターを持っているのでここから追加で課金をしてもらうには今までとは違った方向性を用意する必要がありそうだ。短期的には人気IPとのコラボ(自分はまどかマギカ待ち)や、新しい限定モンスターの追加などだ。中長期では今までにない新要素の追加で、潜在覚醒はその一歩だろう。今後控えてるものではランキングダンジョン、マルチ協力プレイなどが上手く行けば面白い事になるかもしれない。この辺の狙いはアリだろう。
海外展開についてはアメリカでのテレビCMを今秋から実施するようだ。ただ、自分からすればアメリカでのTVCMはあまりにも遅すぎるように思うし、ここまで遅くするのであればゲームのローカライズ、カルチャライズをした後でやるべきなのではと思ってしまう。この辺は自分の考える理想の海外展開とズレがある。とは言え、遅いながらもTVCMを決定したのは評価したいし、これを元に海外パズドラの流れが変わる可能性はあるだろう。(動画の中ではゲームの改修をやったとの発言があったので、カルチャライズなどしてる可能性はある)
ディバインゲートのアニメ化もパズドラのアニメ化のが先だと思うのだが、何か別の狙いがあるのかもしれない。ディバインゲートは最近遊んでなかったので、アニメ化の前に遊び直してみる必要がありそうだ。
業績は短期的には下降トレンドだが、海外パズドラへのプロモーション、パズドラでの新しい遊び方の模索などは今後の期待に繋がる要素ではある。ゲームの運営力に関しては確かなものがある会社なので、ここからの挽回を楽しみにしたい。