卒業式シーズン から入学式シーズンに突入していきます。
早いもので もう2月も終わり・・ 春らしくイメージを変える時期で カラーリングの要望も多いのですが・・ あえてデメリットみたいな内容を書きます。ちょっと長いですww

とりあえず ここら辺を↓お願いします

 


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            ありがとうございました・・・
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ヘナのトリートメント効果って 上手い具合に引き出せれば・・ですが

それはびっくりする位 髪質が変わります!! これは 多くのお客様も実感していただいています。また髪の強化に繋がる事も判ってきました。

ただ 髪に良いから何でも使ってみれば良い と言うわけではありません!!
アルカリカラーとの相性は はっきり言うとあまり良くないと感じています。
 
普通のトリートメントのように アルカリカラー直後にその上に被せて ヘナやヘナトリートメントは お勧めできません・・

何度かやった事もありますが 安定して結果がでるとはいえないので・・
 
先ずアルカリカラーの色が抜けてしまいます。アルカリカラーと植物成分が同じ場所に入ると仮定すると 先に入っているアルカリの色素を押し出していると考えられます。
また 植物の強烈な引き締め(過収斂)を起こし ゴワツキが出てしまうので それこそトリートメントどころか 傷みが悪化したと思われる可能性があります。

現実にあったことですが ホームカラーで白毛染めをされて 髪の為に良という噂を聞き 直後にヘナトリートメントに来られた方がいました。
元々頻繁にセルフカラーをされているので それなりの傷みになっていましたが まず 新生部と思われる白毛部分は見事に色が抜けてしまい さらに過収斂を起こして独特のビビリ毛になってしまいました・・・(今更画像は取ってなかったのでありません・・)

髪の色を変えるということは あまりにも簡単に考えられすぎですね。 

当たり前のようにホームカラーがいたるところで売られているし またTVコマーシャルでも "お手軽”を売りに簡単に綺麗に染まるってイメージが定着して リスクとか全く伝えない・・

売るためにデメリットを宣伝するとかはありえませんがww

デメリットを知った上で なるべく効果を引き出すための技術を提供したいと思います。

相性の問題ですが ちょっと検証してみました。

アルカリカラーとヘナを混ぜるとどうなるか・・ かなり極端な例ですが

 

6トーンの白髪染めのアルカリカラー(ヘナに近い色) OX6%で 普通に使うように1:1で混ぜて


 

ハナヘナ2gと水適量で かき混ぜました。

 

左が混ぜた直後(ボケてますが・・) 右が20分程置いた状態です 発泡して量が増え また分離してきます 多少発熱もしてたみたいです。


素人実験なので 詳しい原理や原因とか説明できませんが 薬剤が化学反応しているようで・・多分 分離したり 発泡した発熱したりする反応は いい事ではないと思います。



表面には 黒っぽい色素が分離して浮いてきています。髪の中ではなく コップの中で直に反応している物なので 現実とは違うと思いますが・・ 白髪染めが浮いてしまうのはこんな原理のような気がします。

アルカリカラーも ある程度髪に入ってから安定するまでに時間がかかると思います。塗り重ねは相性悪いと考えます。
根元白髪染めリタッチと中間~毛先へナをやる場合は 被らないよう気をつけたほうが良いと思います。

 
現実の例でもうひとつ関連で・・・ 気をつけなければいけないと思われることですが

ヘナ毛に飽きて 再度アルカリカラーに戻す場合・・ 

かなり前に 人形で実験した事もありますが ヘナを抜くにはハイブリーチで出来ます。
傷みを伴うので 本当は阻止したい事でもありますが・・その後色をどうにかしたいなら 完全に抜けるのが理想です・・ 多分ホームカラーでは出来ない事はないけど難しいと思います。

カラーチェンジのため ヘナの上からカラーを被せた場合・・
全てではないですが 収斂して 最悪ビビリ毛みたくなることもあります。
使用するトリートメントで何とか出来る場合もありますが バランスが崩れると油分が足りずゴワゴワになってしまう様です。
過去にもちょっとだけ載せましたが そうなってしまって例で

矯正とハナヘナを定期的にやっていただいていました。タンニンパーマの実験もさせていただきました。 その後少し明るくしてみたいと言う事で ライトナー+クリアで 全体に8トーンまで上げてヘナ染めしてみました。 そのときは何の問題もなかったのですが・・ 1月後に・・縛り癖もありますがこんな感じのゴワツキが出ました・・
 

 

リタッチ矯正+中間ヘナで なんとか修正できました。カラーの色素は入っていないので 結構綺麗になったと思います。

”ヘナで強化された髪 2”

今回は 全体でなく根元のみブリーチとハナヘナ染めをしました。

 

施術前の状態 縛り癖はありますが 以前のようなビビリ気味のゴワツキは出ていません!

 

仕上がった状態は よく言えばハナヘナの効果が出ました!!という感じです。多少根元付近はオレンジが強く出ていますが 2~3日で落ち着いてくると思われます。


ブリーチ剤 と言ってもアルカリカラーみたいなものですから 相性についてもよくはないかもしれません でも ジアミン色素がない分少しはマシと言う程度ですが 色の入りは かえっていいようです。ブリーチ後のインディゴは・・・ ちょっとややこしくなるのでww直後は避けたほうが良いかもしれません。 明るく出来るのはトーンだけで 色は選べません。


実際にサロンワークで発色を求められる場合には どうしてもハナヘナやインディゴでは 一定の色の対応できません・・ 
"人が草に合わせる!”

事に納得していただければOKなんですが まだまだカラーリングの一種類という扱いから抜け出せていないのが現状のようです・・・

ナチュラルに綺麗で! そして輝く髪の女性がもっともっと増えて欲しいですねww

もっともっとヘナ(ハナヘナ)を知ってもらいたい という想いで↓ 

勉強会のこと。

4月21日 
"楽しくヘナをやってみよう♪IN 常滑市”
(参加受付終了しました・・)
5月12日
"楽しくヘナをやってみよう♪IN 兵庫県川西市”
(参加受付中!!)

近日ですが
”楽ヘナから始まる世界 IN 広島”
(まだギリギリいけると思います。)