皮肉なのは、「新習慣を身に着けるのが危ぶまれるアルツハイマーの治療薬」だったということ。
今のところ、私が新習慣をつけているので(「母が薬を飲むことを忘れても」➡「私が定刻に電話する」)
ちゃんと飲めていると思う。
先日から相次ぎ「コメントやメールやプチメ」を沢山いただいている。ありがとう。
プチメが多いけど(返信遅くなりますがすみません)
「我が家も不安を持ってます」
「義理姉に任せてしまっています」
「もしかしたら認知症かもと恐れていますが、何もしてません」
という方が多かった。
近い将来、みんなの親御さんはどこかしら調子が悪くなられるのだから、
それを当たり前のことと認め、シンプルに平気な心持で受け止めませんか?!・・・・というのが、この「要介護ブログ」シリーズの趣旨である。
そして、目的は「認知周知のため、みんなの美老活のため、正しい情報のシェア」だ。よ
「認知症とかたいへんっ!」と大騒ぎせず、「あのひと認知症らしいよ、怖いわね~」とヒソヒソ話さず、
どこぞの未開の地で病原菌に初めて出会ったときみたいに無知蒙昧に恐れずに、
ちゃんと受け止めると対応ができる。今の社会はそうなっとる。行政を信じようよ。
そこの役所の窓口の人がたとえ、不愛想でデキナイおっさんだとしても(決してF市T区のことを言っているのではない!)
行政の仕組みは非常によくできている。
私たちの手が足りない部分を見事にカヴァーしてくれるからっ。
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話を戻して、我が家の母が「初めてのお薬」をちゃんと飲むかどうか?
遠方の娘が仕組みとしてできることは以下3点
①お薬カレンダーを手作りし、各日のケースに1錠ずつ入れて置く(訪問時にチェック・自分でもチェックできる)※本人が曜日と日にちがわかれば。そのうち日にち感覚がなくなってくるだろう
②娘のわたしが、朝の薬の時間に電話する
③遠くに住む叔母が、午後電話する
②娘のわたしが、朝の薬の時間に電話する
③遠くに住む叔母が、午後電話する
それでも「不安」がある。前回のブログで書いたように、母が
「夕方も試しにもう1錠のんでみようかしら」とか発言するからだ。
やめてけろ。
そういう時にも「訪問介護ヘルパーさん」が頼りになる。
依頼項目の中に「お薬チェック」を組んでくださるの。
我が家の場合、介護メニューの中に
➡「週三回、訪問時にお薬カレンダーを見て、間違いがないかチェック」と計画してくれてる。
ちなみに、そんなことは、こちら(家族側)から強くリクエストしたりする必要はない。
ケアマネさんとヘルパーさんと家族と集合して、最初の面談の時間が十分にあるのだ。
その際に「家族側が問題点を整理して、順序よく(プライオリティの高い順に)お話しすれば」いいのだ。
ケアマネさんはプロフェッショナルである(のはずである)。
多数の事例を知ってる。多くの要介護者を見ている。起こりうる問題もご存じである。
たまに新人もいるが、それはこちとらも人生のプロである。よくよく相手様との人間関係を作って信頼を置けば、
「適切なケアプランを立ててくださる」。と信じようぜ!
(このあたりのことって、私も数年来キレイ堂として個人宅様のプランを作ってきたので、ケアマネさんのお気持ちがよくわかる。下手な病気素人家族よりも ケアマネさんに任せたほうがよい介護訪問の時間が持てるのよ)
キレイ堂を長らくやってきて、やっと自分の役に立ったと思う瞬間である。
「個人宅に入るサービス」提供者への上手な依頼者について熟知しておるんでね!
下手な依頼方法や性格は、結果的に質の高い訪問サービスを受けることができないので、本当にもったいないのだ。
長年の経験(キレイ堂の素晴らしいお客様がたの術)を、自分がサービスを受ける側として今こそ使わせてもらおうっと。
公共の場ではなく、「個人宅内」という場でのサービスの質は、
「受け手次第」で高まるのです。
まじで。「受け手次第」で高まるのです。