田舎育ちのため、食材もこだわり良いものを手を掛けた料理を作ってきた。
病院に行ったらいけないかと思って、、、という理由でお医者知らず。
それが後期高齢者になって初めて「ちょっと困った」ということに。
➡「ホームドクターがいないので、紹介状がもらえず 大きな病院にかかれない」事態になった。
大きな病院で検査したかったけれど、「2か月待ちです! 紹介状ないんですか~?」と(仕事も人間性も)使えない看護士が電話の向こうでのたまう。
本当にね、「看護士さんも忙しいんだから」という言い訳を10トン積んで廊下を走っちゃいけませんよ。
患者への接遇マナーは常に最前列に積んで置いてください。
しかし「世間の仕組みは大事」なので 患者側がきちんとホームドクターをつくり、一度でも二度でも診察を受けておくべきなのだろう。
ああ、古き頑張る世代の母なぞは「なるだけ世間に迷惑かけないように、医療費を無駄遣いしないように、病院にかからないように」努めてきたというのに、この矛盾について誰も「ヘンや」って思わないのだろうか。
日本の財政基盤を考えて頑張ってきた老人が、損をするとは!
それはさておき、私は我が身かわゆさに
自分の「美老活メモ」に一つチェック項目を加えた次第である。
□ホームドクターをつくろう。
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とにかく、紹介状紹介状と督促する大病院は、キャンセルして
すぐに見てくれる個人病院へ行った。
電話対応からして大病院とは違う!捌けている!
そこで診断が下り、今回母にとって初めての
「毎日、薬を飲むこと」という大仕事が言い渡されたのだ。
通院歴なく、薬飲んだことがない後期高齢者が
「つつがなく、間違えず、毎朝、1錠だけ投薬」!って、かなり高いハードルでは?
しかも・・・
アルツさんですよ。
「飲むこと自体」忘れないだろうかしらん?
そんな新しい概念と習慣を、人間はすぐに身に着けることができるのだろうか?
「毎日、水滴を一滴残さず拭くべし!」と、キレイコンシェルジュ講座で口にしただけで、
私は「鬼っ!!」扱いされるのよ?!
若い受講生のママさんでさえ、「できるかどうか」とか弱気になってるのに・・・
アルツさんが、「人生初めての投薬」習慣という変化に対応できるのか?!
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そこで、娘である私が習慣化するしかないと切り替えて、
「毎朝定刻に、薬飲んだか電話する」ことにした。
若い私でさえも、忘れそうだから「携帯にアラーム登録」。
朝、モコズキッチンを見ながら電話して「飲んだ?」と確認。
案外とすっきりした声で「ちゃんと飲んだよ・朝起きてすぐに」と張り切る母だった。
おお~ 「この薬なんだろうか?」なんて、違和感も疑問も持たずにちゃんとやっとるやっとる!関心したのも束の間。
その日の午後、叔母から私に緊急電話。
「あんたのお母さんに薬のこと電話したのよ」という。
(以下、叔母と母のやりとり)
叔母 「今日は薬のんだの?」
母 「今朝、ちゃ~んと飲んだ」
叔母 「よかった。今日の分は終わりね」
母 「でもね、飲んだあと気分が良くない気がする」
叔母 「そうなの?」
母 「だから、夕方、もう一錠飲んで 試してみる」
ガチャン! と電話を切られたそうだ・・・
しかたない。。。。私の習慣が増えた➡夕方電話して「薬は夕方は飲まんでいい」と言うことに。
※今、練習期間なので、万が一「2回飲んでしまっても許容範囲の薬量」にしてもらってます。
ご参照【解決策として】お薬をちゃんと飲んでいるかもヘルプしてくれる②