【要介護日誌】正しい理解①認知症と痴呆症って? | お掃除でラッキーを呼ぼう。キープ・キレイ部!プロが語る効率アップの掃除術はカンタン・最速♪
毎月1日は父の命日の月参り。実家へマッハ5で行き(正確には高速道路を車で1●●㌔/h 位)、

法要が終わり次第 マッハ6で福岡の仕事へとトンボがえり。

父が生きていたころ(ほんの昨年の夏まで)は、父母仲良くしっかりと家事をやっており、健全に生活が回っていた。

そんな実家なので何一つ心配することもなく、過ごしてきた。

私の子供が小さい頃は、「熱出した」と言っては父母を福岡まで呼び出して子守をさせたものだ。(仕事を休めないから、母は張り切って応援しにきた)

母の母親も同じだった(私の祖母)。小さかった私が熱を出すと、祖母がいそいそと私の看病にきてくれたものだ。

母は「女も手に職を持つべき」と言い暮らし、
祖母もまた定年まで教員として勤め上げたので、「女の育児の手伝い」を当然と捉え、生きがいの一つにしていたものだ。

私は小さい子供たちがいながら起業していたので、母は手伝ってくれたが

月日が経ち子供たちの手がかからなくなったら、父母を呼び出すこともなくなった。

そればかりか、私の仕事の多忙さがピークを極め、子供の毎週のスポーツや行事も煩雑になり、両親のところに遊びに行く機会は減った。

どうかしたら、半年に1回(お盆と正月)だけという不義理さ。

それでも「夫婦で元気にやってる」という安心感を建前にして、面倒を見ていなかったのだ。

親というものはいつまでも子供よりしっかりしていると思い込んでいた・・・



 昨年、父が急逝した。

そのころから、母が普通の老人程度のモノワスレをし始めたが、深刻になるほどではなかったと思う。

「喪失感の大きさと、看病のストレスで 少し心がざわついているのだろう」と。

何よりも、私自身に降りかかっていた更年期障害のキツさが想像以上のものだったので、気力で起き上がるような毎日だったこともある。

母を気遣うどころではない(なのに、父の死後の書類整理と 申請と 手続きが山のように積まれている。母は事務作業ができずに間違えてばかりのため、申請が遅々として進まないことに苛立っていた。)

その作業の中で「私自身も、死後家族が困らないように、預金と保険関係の整備をしておかねば」と強く思ったものだ。(これも「キレイコンシェルジュ的 美老活のテーマにしようと思っている。さくらの木今後勉強会を開催します。)

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 父の死から10か月過ぎ、母の様子が階段を転げるように変化した。さくら


「ちょっとおかしなことを言う」 どころではない➡ 「明らかにせん妄的な言動」

早くから「物忘れ外来」の受診予約を入れていたが、今までなんとしたことか「一度も病気で病院にかかったことがない」ために、かかりつけ医からの紹介状がとりつけられず、大きな病院の受診に「2~3か月待ち」とのこと。

実家のある都市は高齢化率が全国平均を大きく上回っている。政令指定都市の中でナンバーワン!びーぐるなのだ。

市としては認知症高齢化対策は喫緊の課題なのである。

平成26年に「官民一体」で認知症対策に取り組む会議を設置したそうだ。

認知症の人や家族を、地域社会全体で支える体制の構築が目的である。

わかりやすく具体的にいうと

「まず、市民全員が、認知症のことを正しく理解しよう

「認知症の人と、その家族を支援する仕組みづくりをしよう」

「地域で支えよう」
(人材育成)


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長くなってきたので
読んでくださっている方は、そろそろ頭がぼけそうになってきたことだろうが、お付き合い願いたい。いつか誰の身にも起こることなので。(このテーマで実際の私の経験も今後書くが、長すぎるので一旦閉めるね)


今回整理しておきたいポイントだけ書こう。「みんなが認知症のことを正しく理解する」ことが大事と思うので、今回は「認知症と痴ほうについて」を記載しておく。

「認知症」だの「痴呆老人」だの「ぼけ」だの「アルツハイマー」だの、、、、いろんな言葉は出回っているけれど、やはり若い世代の理解は乏しくて

「ぼけ老人め!」とケガラワシイものを見るような態度で接したり、親族であっても「それって遺伝性?」と恐る恐る口にすることもあるとのこと。

まるで伝染するの?と忌み嫌うような無知蒙昧さが、介護を日陰作業にしてしまう!


正しい理解編①~痴呆症と認知症の違いとはなんなのでしょうか?
 
痴呆症と認知症は違いはなく、「痴呆症」は同じ病状を指す認知症の旧称なのです。

痴呆症という言葉自体に差別的なニュアンスが含まれている用語だ、ということで、 2004年に厚生労働省の検討チームが、名称の改変を決定したものです。
一般的な利用の際や、行政用語としては「認知症」という言葉が使われるようになりました。

認知症は、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたために障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態のことを指します。


(※出典元痴呆症ねっと)より