きららのキセキ⑤ ~酸素ハウス~ | Le Lien Eternel~永遠の絆~

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チワワの女の子2匹のママです。
きらら(2019年2月21日、脳腫瘍のため14歳6ヶ月でお空の住人に)
アリス(17歳・白内障・僧帽弁閉鎖不全症・気管虚脱・腎臓病…お家点滴が始まりました)



この記事は、最愛の娘きららの、
僧帽弁閉鎖不全症の手術(僧帽弁修復術)の記録です。

初めてお読みになる方は、
「きららのキセキ① ~異変~」からお読み下さい。

きららのキセキ① ~異変~はこちら → 

きららのキセキ② ~入院~はこちら → 

きららのキセキ③ ~二択~はこちら → 

きららのキセキ④ ~決断~はこちら → 



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無事退院はできたものの、病気が治ったわけではありません。

利尿剤を飲ませているとはいえ、
また呼吸が苦しそうにならないかと心配で心配でたまらず、
きららの息づかいや体の動きばかりを見てしまい、
事あるごとに呼吸数をカウントする日々でした。



今でもこの期間の事を思い出すと…
こうして記事を書いていると、動悸が激しく、苦しくなってしまいます。



退院3日後に、酸素ハウスも借りました。

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この酸素濃縮器で酸素を作り出し、酸素ハウスへ送ります。

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昔、クレートトレーニングをした時期もあったけど、
今は全く練習していないので、きららは閉じ込められるのが苦手です。

なので、酸素ハウスに入ってくれるかどうか微妙ではありましたが、
1つでも多く、安心の材料が欲しかったのです。



病院から酸素ハウスを取り扱っている業者に連絡をして貰ったところ、
当日配達分は予約が埋まってしまっているが、
引き取りに来るなら用意は出来ますと言われ、
ちょうどパパが家にいたので、ワガママ言って急遽取りに向かいました。



借りたところはこちら → 



酸素ハウスが来た日の夜。



再び、きららの呼吸が早いように感じ、
入る練習をする間もなく、酸素ハウスに入って貰ったところ、
案の定、「出してー!!」と言われてしまい…

絶叫されたら返って逆効果(心臓に悪い)なので酸素ハウスは諦め、
代わりに酸素マスクをきららの顔近くに当て続けました。

でも、酸素ハウスほど酸素の濃度が高くならないせいか、
呼吸に変化はありません。

酸素ハウスを借りに行った時、使い方の説明をしてくれた人が、
「肺水腫は夜中や明け方に急変する事が多い」
って教えてくれちゃったものだから、
もうこのまま夜を越すのが気が気ではなくて…



結局、救急病院に連れて行き、1泊入院して貰いました。



この時の入院は、私が心配したほど悪い状態ではなく、
肺に水もほとんど見られなかったので、
きららにとっては「なんで?!」みたいな入院だったと思います。

でも、私が、入院してくれた方が安心だったのです。

きららの呼吸を見る度に、
心配で心配で、私自身も苦しくなっちゃって…

もういっそ、手術の日まで、
ずっと入院して病院の酸素室に入っていて貰った方がいいんじゃないか、
とまで思ってしまうほどでした。



でもきららは1泊で帰って来てくれました。



ならば私が出来ることは、酸素ハウスに入る練習のサポート!



退院したきららを家に連れて帰った後、
近所のペットショップへ駆け込み、長時間楽しめるおやつを買いました。

普段なら着色料等添加物を気にして買わない類のおやつだけど、
日頃食べさせていない分、絶対食いつきが良いはずなので^^



同じおやつを同じ量、
アリスはリビングの好きな場所で、きららは酸素ハウスの中で、
それぞれ与えてみたところ、アリスはあっという間に食べちゃいましたが、
きららは酸素ハウスの中で15分以上かけてゆっくりカミカミしてくれました。

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その日の夜、私がPCを使う時に着ている毛布の上に寝ていたので、
毛布ごと抱き上げて酸素ハウスに入れてみたら暫くネンネしてくれたので、
とりあえず一安心。

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でも、その後も数回、この練習を試みましたが、
1時間以上入ってくれたのはこの時だけで、後は全くネンネしてくれず、
おやつは噛み終わるとすぐに「出して―」とお声がかかり…(^▽^;)



結局、月をまたいで合計19日間レンタルしたのですが、
「酸素ハウスに入ると呼吸が楽チン」と覚えてくれることなく返却…

でも、本格的に使うことなく、
レンタル料=安心料で終わってくれて良かったと思ってます。



⑥に続く。