つまらないこと?が気にかかる・・・いえ、全然つまらなくないのですが、こんなことが
気になってしまうのが建築士なのでしょか、例えば…
タオルかけの位置
洗面所やトイレなど、手や顔を洗ったあとによく使うタオル。手や顔は濡れています。
タオルをとろうとするわずかの動きで、床や壁が濡れてしまう。ポタ…ポタポタッ…っと
水滴が落ちるもんです。
床や壁に必ず濡れるもんだ!・・・という前提の配慮が必要だと思うのですがこのタオルかけ、
けっこう壁のビニールクロスの上に平気で取り付けてあるのを見かけて、いつも首を
かしげてます、自分。
よくこんな施工ができるもんだ・・・と。
▲この位置にあれば、濡れた手が動いても水滴が落ちるのはカウンターの上部だけです。
拭けばよろしい。
壁面は濡れてもいい素材にしておく。画像は化粧ケイカル板といって、水に強い!
キッチンパネル・・・と言ったほうがピンとくるでしょうか。
確かに、遠慮会釈なくビニールクロスに平気で取り付ければ安上がりです。けど・・・いずれ
あとからクロスが剥がれたり黒ずんだり無残な状態になるのは目にみえてる。
とにかく安ければよい・・・と、コストばっかり追求するのはいかがなもんかなぁ・・・と思う
理由が、このような気配りの必要性だと、常々思うところです。