6)風力発電の全量買取制度 | 木の家散歩

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木の家の設計監理経験豊かな建築家・山中文彦と木材産地、職人技術者のネットワークにより、夢の木の家を造る「木の家づくりネットワーク」のブログです。自然素材を活用し、家族と環境に優しい、本物の木の家をCM型施工管理システムによるリーズナブルコストで実現します。

前回お知らせした風力発電のメーカー以外にも

国内外では様々なメーカーが開発、販売に

しのぎを削っています。


木の家散歩
ビルメン鹿児島のHPより


風力発電の普及には大きな期待が寄せられる反面

いまだ課題が多いのも事実です。


その一つが全量買取制度です。


住宅のように小規模の場合でも風力発電は夜間でも

発電するため、消費が少ない夜間に発電された電気は

高性能なリチウムイオン電池などに蓄電することが

出来るとよいのですがまだ開発途上です。


ましてや、規模の大きい風力発電所の電力は

発電量の全量を買い取ってもらえないと

システム上厳しいことになります。


そこで、これまで太陽光発電だけが優遇されていた

電力買取制度が2012年に改定され

再生可能エネルギーの全量買取制度」の対象として

加わる可能性があり普及に対する追い風として

期待されています。

全量買取制度の実施により、風力発電市場が

拡大すると期待され、将来的には太陽光発電とともに
主要な自然エネルギーの一つになる可能性を

持っている訳ですね。


ただ、全量買取制度への移行を織り込みながら
風力発電所新設のための資金補助が交付されにくく

なっているようです。


全量買取制度の検討が思うように進まない状況で

助成が渋くなるという少しいやらしい駆け引きのようなです。

また、電力会社は風力発電の買取の上限量を定めていて

発電しても電力を買い取ってもらえないということも

危惧されています。


骨抜きにされないか心配です。

自然エネルギーへのシフトを現実化するためには

エネルギー施策の具体化を監視していかなくては

なりませんね。


風力発電の全量買取を実現しましょう

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