10)17年後のバージョンアップ | 木の家散歩

木の家散歩

木の家の設計監理経験豊かな建築家・山中文彦と木材産地、職人技術者のネットワークにより、夢の木の家を造る「木の家づくりネットワーク」のブログです。自然素材を活用し、家族と環境に優しい、本物の木の家をCM型施工管理システムによるリーズナブルコストで実現します。

17年前に引き渡しをした木の家のメンテナンスの

工事打ち合わせに行ってきました。


金山町で加工した金山杉の上棟木材を現場に運び

金山匠大工が上棟する「リレー方式」による木の家

金山匠方式の木の家の記念すべき第一棟目です。


当時の様子が朝日新聞の記事になりましたが

それが下の画像です。


詳しくは画像をクリックしていただきますと

ご覧いただけます。


木の家散歩


ご夫妻は変わりなくお元気で、子供さんだけが

大きくなって不思議な感じでしたが

あっという間の17年です。


お会いして10分ぐらいはずっと昔の話と

その後の話で一緒に笑っていました(≡^∇^≡)


そのあとに要望を伺い、一通りの確認を

終えて次回の施工打ち合わせを行いました。


初日はそれにて失礼して、事務所に

基本的な要望と工事内容を持ち帰って整理して

どのような職人、工事店に担当してもらうかの

スタッフ構成を検討しました。



そして、後日改めて

職人、工事店を交えた詳細確認でした。


当初のご要望、整理内容を基本としますが

ジャズの即興演奏の様に、各人からの提案や

検討を交えて、その場で変更を加えて

より良き工事でより安くする為に話が展開します。


最終的には住まい手の方に喜んでいただくために

それぞれが力を合わせ、全体を指揮しながら

バージョンアップした生活のスタートを目指します。


指揮者の言うことをそのままやればよいのではなく

それを基本により良き提案を重ねていくことが重要です。


そのためには誰が上で、誰が下ではなく

お互いを尊重し合いながら、水平的関係

仕事をするのが、住まい手を中心とした

木の家づくりネットワークの家づくりの基本方針です。


初心に戻って改めて心した次第です。


実際、その場で新たな提案が出されて、それらを

まとめて住まい手の方に提案することに なりました。


ご満足いただけるようにこれから腕の見せ所です

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