マンダララ12は満口になると思いますがが、満口にならなければ是非とも持ってみたい馬です。
マンダララは現在日本にいる繁殖牝馬の中では、最も購入金額の高かった馬でしょう。アゼリよりも高いですからね。
彼女は既に全欧最優秀3歳牝馬マンデシャを産んでいます。マンデシャというのはブエナビスタとジェンティルドンナを足してそのままみたいな名牝です。このマンダララ12はマンデシャの妹です。それだけでも強烈です。
マンデシャが勝ったオペラ賞を現地で観ましたが、この年のオペラ賞はとってもレベルが高く、1番人気に支持されたのは英国オークス→愛国オークス→ヨークシャ・オークスをぶっちぎって3連勝したアレクサンドローヴァでした。
マンデシャはデビューが遅れたのでオークスには出走していませんでしたが、GIを2連勝中で、当初は凱旋門賞出走を匂わせていました。
この日のメインレースはディープインパクトが出走した凱旋門賞でしたが、凱旋門賞に引けを取らないくらいに、この3歳牝馬対決は注目されていました。そして、マンデシャはアレクサンドローヴァを退けて全欧最優秀3歳牝馬に輝きます。
マンデシャを産んだ母マンダララはその年に日本に来ました。
ディープインパクトとの配合は素晴らしいの一言です。
■ディープインパクトの母父Alzaoの母Lady Rebeccaは
Royal Charger×Sir Ivor×Roman×Princequilloを所有しています。
■マンダララの母父Lahibは
Nasrullah（≒Royal Charger）×Dunce（≒Sir Ivor）×Roman×Princequilloを所有しています。
つまりマンダララ12にはLady Rebecca≒Lahibの4×2が組み込まれています。これは強烈です。
ディープインパクトにはHalo≒Sir Ivorが組み込まれていて、（Halo×Sir Ivor）×Dunceにより、更に強化されたデザインとなるわけです。しかも5代アウトブリードでまとめられている美しさ。
因みに、マンデシャの父Desert StyleにもSir Ivorが入っていてSir Ivor≒Dunceが成立しています。
ディープインパクトが出走した凱旋門賞のひとつ前のレース（準メイン）を勝ったのがマンデシャで、その母マンダララとディープインパクトとの間にできた馬がマンダララ12です。
ディープインパクトからすると、あの日の準メインを勝った馬の母と結婚した感じですね。
全兄妹のプルミエデマンシュの馬名の意味「第一日曜日」は10月の第一日曜日、つまり凱旋門賞の日を意味しています。プルミエデマンシュは爪のトラブルで出世できませんでしたが、この子で挑戦してもらいたいものですね。
3400万円なら即満口か……