ブログカタログ?1 | きねうちドライビング!-Full Throttle-

■アーティストチョイス08


母アーティストチョイスの血統は「ジャイアンツコーズウェイ×リアファン×ヌレイエフ」という累代配合です。



現2歳の弊社の募集馬レッドガルーダ(プラウドビューティ07)とレッドスティング(フレンドリー07)を足して2で割ったような配合ですね。



単純にディープインパクト×ジャイアンツコーズウェイという字面だけでも大物感たっぷりですよね。



しかも4代母が名牝中の名牝で、凱旋門賞も制したアレフランスAllez France。アレフランスとダリア(G1を11勝)のライバル対決は有名ですが、結果的にはアレフランスが8戦全勝できめて、全くのワンサイド勝ち。やはりズバ抜けた強さだったのでしょう。



繁殖成績はダリアがリヴリア(G1を3勝)、ダハール(G1を4勝)を送り込んだのに対して、アレフランスはアクシオンフランセーズ(G3を1勝)を輩出したのが精一杯だったので、引退後はダリアのワンサイド勝ちでした。



そのアレフランスが血を繋げた(重賞を勝たせた)唯一の馬アクシオンフランセーズがアーティストチョイスの祖母にあたります。



凱旋門賞を制したアレフランスの本筋の血が、同じく凱旋門賞を夢見たディープインパクトと出会うというのもドラマティックですね。



ディープインパクトの夢が凱旋門賞で砕け散った時に先頭でゴールしていたレイルリンクは、ダリアと同じ一族出身の馬でした。ダリアはキングジョージを連覇していますが、2度目のキングジョージ制覇の時の2着馬がディープインパクトの3代母のハイクレア。またしてもハイクレアはダリアの血(チャーミングアリバイ)に負けてしまったのです。血を巡るドラマは面白いですよね。



因みに、ディープインパクトの凱旋門賞が行われた1ヶ月後のセリ(キーンランドノベンバーセール06)でアーティストチョイスはノーザンファームさんによって落札されています。そしてディープインパクトが配されました。


ダリアを完膚なきまでに負かしたアレフランスの血を得て、ディープインパクトの仔で凱旋門賞を制してやる!と思ったかどうかは分かりませんが、アーティストチョイス08の血の中には、あの日のドラマが結集されています。




ディープインパクトとジャイアンツコーズウェイは配合的に相性は良いのか?がポイントになりますよね。



今年の英国1000ギニーを圧勝して、その後コロネーションSを制したガーナティはジャイアンツコーズウェイ産駒で、牝系はディープインパクトと同じハイクレア系です。相性が良いのは証明されていますし、更に突っ込むなら


ジャイアンツコーズウェイの祖母イメンスはディープインパクトを爆発させるための重要なスイッチが2つも配備されています。



1つ目はイメンスの母父母Pocahontas。ディープの母父母母にもPocahontasが存在しPocahontasの牝馬クロスを得られるというのは大きな武器になるでしょう。



2つ目はイメンスの3代母父Heliopolis。サンデーサイレンス系を爆発させるのに最も重要な血がHeliopolisです。


この2つのスイッチが同時に押されたときは大爆発まであると思います。




予断ですが、藤澤調教師はアレフランスの凱旋門賞をリアルタイムに生で観ているそうです。このての話になると師は止まりません…



きねうちドライビング!

■当歳時(08年4月12日)のアーティストチョイス08

募集馬探しをしている時の一枚です。



きねうちドライビング!
■募集馬探し時の写真(08/4/12)


いったい何人で探し回ってるんだよ~~

やっぱり念には念入れて。。。