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梅酒を漬けた。

だが私はどうして梅酒を漬けたのだろうか。

そもそも私は甘い酒が苦手である。私が飲むお酒といえば、ビール、焼酎、ウイスキー、ハイボールくらいで、梅酒という選択肢はなかなか出てこない。

だが私は梅酒を漬けた。

甘いお酒が苦手と言いながら、氷砂糖を目一杯ぶち込んでいるし、その時点でもはや自分のためのお酒ではないことは確かだ。

うちの妻は梅酒が好きだが、そもそも家で飲むという習慣がない。私も近年は家で飲まないようにしている。

いよいよなんのために梅酒を漬けたのかわからなくなってきた。

しかしひとつ思い当たるフシがある。

私の父は体質的にほぼお酒が飲めない人なのだが、そういえば毎年梅酒を漬けていた。自分で飲むことはほぼないのに、いつも梅酒を漬けていた。

遺伝である。

私は「梅酒を飲みたい」と思っていたのではなく「梅酒を漬けたい」と思って梅酒を漬けたのだ。

スーパーで青い梅を見るたびに、どうしても作りたくなってしまうのだ。細胞レベルで求めているとしか考えられない。

遺伝である。

以前にも梅酒を作ったことは何度もあるが、その時は「ブランデー+黒糖少なめ」という、大人ビターな梅酒だった。これなら甘さ控えめで、私も好んで飲むことができた。

しかし今回は王道の「ホワイトリカー+氷砂糖たっぷり」である。全くもってわけがわからなくなってきた。

私はなぜ梅酒を漬けたのだろうか。

恐らくそれは、遺伝に違いない。


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