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私は小さいころから食への興味がすさまじく、物心つくころにはとても食いしん坊でふくよかな少年に育っていました。


そしてその興味はすぐに「料理を作ること」に繋がり、自分の食べたいものを作るようになりました。


今もそうなのですが、木村少年はカロリーの高いものを好む傾向があり、特にマヨネーズは大がつくほどの好物でした。


少年は思いました。


「マヨネーズには油があるから、これを油にしてチャーハンを作ったらおいしいのではないか」


そう思ってしまったら実行せずにはいられません。少年は冷蔵庫の中のウインナーやベーコンなど、ありったけカロリーが高いものを集めてチャーハン作ることにしました。


油の代わりにマヨネーズをフライパンに敷き詰め、火力マックスで熱し、そして具材とご飯を炒めました。



とんでもないものが出来ました。



お世辞にも美味しいとはいえないチャーハンを口にして「なぜ美味しいものと美味しいものを掛け合わせたのに、不味いものが出来てしまうんだ!」と落ち込みました。


しかしそんな私を見た父は


「マヨネーズは油が多いから、そうやって考えて作ったんだな。自分で考えてすごいな」


と言ってくれました。


確かに出来は悪かったですが、このことがきっかけで私は料理を作るようになった気がします。



さて、その後はというと、大好きなマヨネーズを順調に食べすぎて、健康診断で「肥満児」と認定されてしまい、両親から「マヨネーズ禁止令」が出されてしまいました。



あの頃の自分に会えたらこういいたいです。



大人になったら、好きなだけ食べれるぞと。




そんな私は、いまも肥満のままです。



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それでもマヨネーズが好き



   
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