386冊目 老人と海/アーネスト・ヘミングウェイ | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「老人と海」アーネスト・ヘミングウェイ著・・・★★★☆

暗くなる間際、大きな島のような海藻のかたわらにさしかかった。まるで大海原が黄色い毛布の下にある何かと戯れているかのように、明るい海の中で、海藻がゆらめいている。老人の細い綱に1匹のシイラがかかった。シイラは、海面に跳び出すと、残照を浴びて黄金色に輝きながら、体を反らせ、空中で身をくねらせた。


ここ暫く心身共に疲労困憊で、読書もする気がせずご無沙汰してしまいました。

お越しいただいた方々(ってそんなに居ないか!)、どうもすみません。


さて、いつもながら今頃読んでるのシリーズであります。

たぶん100人中98人位は読んでいるであろう本書ですが、私は初めてです。。。orz


噂で聞いてたストーリーでは「老人と少年の交流」を描いてるって聞いた覚えなんですが、本書のほとんどは老人と魚の格闘録。

う~む、これ私にとっては、名作と聞いてなかったら素通りしそうな感じ。

確かに、少年が老人を慕う気持ちや、老人の執念を感じる魚との格闘、そして結末での自然に対する無力感は分かるんですけど、私にはいまひとつな感じ。


まあ、海の見えるコテージなんかで読むにはミステリーなんかよりもず~っと似合いそうですけどね。

やっぱり、真の読書人はこういう本を愛でるんでしょうねぇ。

私もそんな所でパイプを燻らせ、こんな本を読める身分になりたい。

キャラ的に無理。。。( ̄Д ̄;;


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