「耳そぎ饅頭」町田康著
偏屈にだけはなりたくない、と頑張って生きてきた。気づくと、もはやどうにもならぬ偏屈の谷底にいた。今は、世の中の周縁部から舞い戻ったこの谷底で、偏屈もまた楽し、と呟いて薄く微笑んでいる。偏屈パンクの魂の記録
バンドを中心に活動していた町田の底辺時代を綴ったエッセイ集。
物事を語る視点はいつもの町田流なんだけど、ちょっとテンポとグルーヴ感がいまひとつだなぁ。
テンポが良く無いと町田の魅力も半減です。ウクク。
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