149冊目 ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎 | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎著・・・★★★☆

仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?

 

伊坂の作品は毎回そのテイストが違っていて、今度の作品はどんなだろうという期待を抱かせる。

最新作は首相暗殺という国家を巻き込んだ大事件。

ケネディ大統領暗殺事件をモチーフに主人公の逃亡劇を描いている。

着想、プロット、構成などさすが伊坂だけに巧く書けている。

しかし、事件の大きさと伊坂の作風とのギャップがあり、どうしても現実感、シリアスさに欠けているのは否めない。

個人的には伊坂お得意のコミカルタッチな作風が好きなので、もう少しこじんまりとした事件を扱った作品の方が好きです。

 

ゴールデンスランバー/伊坂 幸太郎
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