55冊目 コレラの時代の愛/G・ガルシア・マルケス | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「コレラの時代の愛」G・ガルシア・マルケス・・・★★★☆

夫を不慮の事故で亡くしたばかりの女は72歳、彼女への思いを胸に独身を通してきた76歳の男から、突如、愛を告げられた。記憶と期待と不安が交錯する二人を乗せた蒸気貨客船が、コロンビアの大河を悠然とただよい始めた時――。内戦が疫病のように猖獗した時代を背景に、愛が愛であることの限界にまで挑んだ、かくも壮大な物語。

 

百年の孤独で見事粉砕 しましたが、この作品は訳者のあとがきにもあるように、写実的な記述と描写で綴られていて平易にすらすら読めた。

百年の孤独では幻想と現実が織り成され奥の深さを感じたが、マルケスの他の作品は読んではないので評価はしにくいがこの作品はその点で評価は低いのではないか。

しかし、百年の孤独を書いた作家がこんな作品もかけてしまうといった点で余計に興味がわいてきた。

ストーリーは純粋な?ラブストーリーでちょっと飽きて星3つかなと思って読んでましたが、最後の1ページのかっこよさで4つになりました。

 

コレラの時代の愛 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1985))/ガブリエル・ガルシア=マルケス
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