期間限定、私小説風怪談】マクドナルドの思い出・・・ | 儂は悪くないぞ!松平が!松平の奴が悪いンだ!

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日々思ったことを、とりとめなく書いていきます。
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立派な馬鹿者ども・・・じゃない、なんだ、その
てきとうにツッコンで書いてくところ。禁無断転載

娯楽に飢えてる皆様に、この現代における仏教説話的なホラーフィクションを贈る。

 最近、懐かしい名前を職場で聞いた。私が徐広章(仮名なのでぶっちゃけ李大浩でも鄭浩でもいい。脇役がイニシャルなので差別化するため漢字をつかった)という人物に謝罪したという。
 そんな記憶はないし、はっきりと聞こえなかったので空耳だろうと思ったら、職場に彼の事を知ってる人が数人いて、否定してくれた。


 約二十年前、札幌市西区民センターそばのマックであった事件はこうだよと・・・TT●という女性主体のゲームサークルがあった。年末、ゲームショップでS川と徐がTT●を潰す気らしいぞと耳に挟んだ。
 徐は男尊女卑な男で、そういうことを常日頃から口にする人物かもしれないが、そんな実力も仲間もなかった。あるのは柔道の段位が初段だけ。
 くだらん冗談だと思いつつもTT●の代表に年賀状の振りをしてカマをかけてみた。
 TT●の男代表からの返事はこうだった。
「あーその話かい。友達が心配なのかい?彼らが恵庭のコンベで潰すとかいって吠えてた情報は握ってるよ。ま、手荒な真似はしないから見ててくれ」という。
 確かに手荒なことはしなかった。TT●が主催するコンベにS川がノコノコとやってきたS川は代表に説教され平謝りし丸く収まった。

 (この後、なにもしなかったので素直で良い人間なのかもしれない)
 さて、残るのは徐のみ。深夜、取り残され恐怖に怯える徐から電話が来た。次は俺の番だ。どうしようというので素直に謝ればいいだろと答えてやったら
 それは嫌だという「俺には正当な理由がある」からだという。民族や文化的背景が違うせいか、どんな理由かは最期まで理解できなかったが、なんだかんだで巻き込まれ、なぜか他サークルのイベントが終わった後、札幌市西区民センターそばのマックで徐が正当な理由を述べる間、護衛することになった。

 俺は気のない振りをするから、もしTT●代表達が暴力を振るおうとして危険がせまったら合図しろと即座に相手に斬りつけるぜ!・・・とカッコよいものではなく。
 「おまえが教えなければTT●も気がつかなかった!おまえには俺を助ける義務がある!!」などと泣きながら毎晩深夜まで電話してくるから仕方なく引き受けたのだ。とほほ・・・
 

 徐の名誉の為に徐広章氏が主張する正当な理由とやらは書かない。書き残すとすればTT●の女性代表は怒ったが、男性代表は終始笑顔で、君、それは屁理屈だよねと一切暴力を振るわなかったことだ。

 話し合いはイベント終了後おこなったので結構なゲーマーが見守る中(私の知ってる顔は二人ぐらいおった)徐は緊張の余りプルプル震えていた。

 らちがあかんので逃げるか?と私が聞いても反応はない。(周囲にも聞こえる用に言ったので男性代表は少し怒りを露にしたが)

 やがて徐は己の遺伝子に刻まれた無意識の行動をとった・・・三跪九叩頭である。徐は涙を流しながらマックのテーブルに何度も頭を打ちつけ土下座したのだ。
 さすがにTT●代表達は哀れに思ったのか謝罪を受け入れ、心優しく徐の罪を全て許してくれたのだ。

 

 ・・・これで終われば優しい世界ってやつだが、実は、この話には続きがある。
徐は何年たっても忘れなかった。彼の体に流れる民族の血が伝える恨み(ハン)の精神が、この屈辱を忘れさせなかった。
 東京に上京した後も複数の知り合いにTT●関係者の主催するイベントを探らせた。なにか恨みをはらせる材料はないかと。

 

 また、彼は公衆電話などから悪戯電話などをかけたらしいが、すぐに対策された。彼は恨みを晴らしたい一心で悪知恵を働かせた。

 ある日を境にTT●代表が住む家に、再び無言電話がかかってくるようになった。大胆なことにナンバーディスプレイには番号が表示されている。
 代表は相手を確める為に、表示された番号へ電話をかけた。なんと相手は仕事の関係で東京へ行った知りあいの大手サークル代表Tさん。
 Tさんに電話の件を確めるとかけた記憶がないという。相手は嘘をつくような人物では無い。こんな電話が関東圏を中心に(北海道も数度あった。もちろん不自然なことに有名なゲームサークル関係者ばかりだ)幾度もありTT●代表は困惑し、女性代表は、やがて精神を病んだと徐は嬉しそうに語った。

 帰りに懐中時計の時間を修正したいから電話をかせというので電話を貸した。

 二年ほど経っただろうか、あれから何度か徐は北海道に帰っていたようだ。徐の懐中時計はやがてPHS携帯電話に変わり、コンベよりは2chに夢中になったそうで生き物嫌い板と東亜板などを中心に活動していると自慢気に語った。
 

 そんな徐なので話す内容が余りにも悪ふざけな方向へいく・・・余りにも酷いので
「その辺にしてくれないか?俺がススキノで働いていた頃、在日の人がやってる焼肉店には世話になったと何度もいってるだろ?」と幾度か注意するのだが、口では了解したように答えるが、徐は、すぐに同じ話しをしだす。よほど己に流れる朝鮮の熱い血潮が嫌いなのだろう。近親憎悪というやつか?

 そういえば同じ日に、こんなことがあった。池田さんが来ているので母が下に来て挨拶しろという。最近、滅多に来ない人なので挨拶をしたが、徐が誰が来ていると聞いたので華族のひと、まあ今じゃ実権ないから大したことないよねと言うと、なにが徐の気に触れたのかわからないが、興奮し謎の対抗意識(この謎の対抗意識は母親に振るわれた暴力から貧乏自慢まで及んだ)を燃やし自分も松前藩の大名の血筋だと語った。

 松前氏は北海道の寒気のせいか鬱病など気を病むことが多かった。そのせいか徐は東京へ出たあと精神的疾患(鬱病と自称していた)にかかった。多分、くだらん嘘をついたのだからがあたったのだろう。なんか怪談らしくなってきたな。精神的疾患はおそらく民族的な業病だろうが、鬱病ならば遠方の無実の他人へ害をなすことをを真面目に考え続けた結果、招いたものであろう。さもありなんである。

 

 やがて彼は帰る前に電話を貸してくれという。PHSの内蔵時計は安定しないので時報を聞く為に電話を貸してくれというので、何時もどおり居間にある電話を貸した。徐が帰った後、居間にいた親や来客が奇妙そうに聞いてくる。
 何時も電話をかけるが、ずっと押し黙ってて何をやっているのか?と。時報を聞いてるんだから喋る必要ないからと答えると、三桁以上の番号をかけていたという。家の電話は番号を音声で読み上げてくれる。まさかと思ってリダイヤルを押すと、ある家につながり女性の声が聞こえた。TT●の女性代表の声だ。犯人がわかった瞬間だった。

 


 今の人ならPHSの時計が狂うのは嘘だと、すぐにわかるだろう。しかし、当時、携帯なんぞ持ち歩く人間は少なかった。
 もし、携帯ではなく懐中時計のままだったら?家の電話が居間以外に存在したら?犯人は判明しなかっただろう。この後、練馬区の彼のアパートに行く機会があり掲示板で得意げにK氏やN氏など他人を非難しながら俺がヒーローだと目の前でのたまってくれたので、ネット回線が引けた一年後、どこぞのスレッドPART3に本名で書き込んで今迄の悪事を追求したら、徐が匿名で「おまえは2chのヒーローになりたいのか?」と書き込んでいてアホかと笑った。
 徐は2chに書き込みながら一日に数十回の無言電話をかけてきた。さすが2chのヒーロー徐さんだ勇猛果敢だね^^
 親も参ったので警察に通報するよと怒ったら無言電話は途切れた。さすが2chのヒーロー徐さんだ物分りがいいぜ!でも都合の悪いPART3を削除して自己弁護の為に自演した後のスレッドを残しておくあたり2chのヒーローの面目躍如だねwパソコンの大先生さんだw


 上京(実は埼玉)したら徐が謝罪したいというので川越のお好み焼き屋で話すことにした。
謝罪したいと言った癖に奴は口を開くなり、紙を取り出し5W1Hが目茶苦茶ニダ、謝罪と補償を要求するニダと言い出したので
 ふざけるなよ!何が謝罪と誠意を見せろだ!おまえよ、何度こんなフザケタ真似をしたら気が済むんだよ!
 徐は押し黙って何も言い出さないので、おめぇよ!まえに女性代表さんを狂うまで追い込めて楽しかったとかほざいてたよな!
 すると、なにやら、しどろもどろにいうのでハッキリ言えや!どうせ謝罪の一言も送ってないんだろ!と畳み掛けると
 いやいや私はちゃんと謝りましたよ^^というので、何時の話よと聞いたら半年前だという。息を吸うように嘘をいう男だ・・・

 あのさ徐君、俺さ、今まで三回、謝罪のメールを女性代表さんに送ったのね。昨日、やっと返事が着てさ。その返事に、もう関係ないから構わないでくださいとあったんだよというと、徐は拍手しだして良かったじゃないですか!と喜ぶ。
 何処までもフザケタ男だと思った。徐にかまわず続けた。
 でさ、追伸には何て書いてあったと思う?徐は黙って一言も答えない。「徐さんからは謝罪の手紙どころかメールすら届いてません」と書いてあったんだがね。

 おまえが息を吸うように、その場限りの嘘しかいわねぇから5W1Hなんか成立しないだろ。おまえどうすんの?どうやって詫び入れるんだよ? 
 彼の頭の中には悪いことをしたら謝るという精神はないのだろう。
正直な話、徐をのさばらせた一因は自分にもあると思って謝罪のメールを出したのだが、もう一つ理由があった。徐がちゃんと女性代表に謝れるぐらい成長してたら、話を丸く治める為に俺も徐に頭をさげようと思ったが・・・徐は常識では量れないほど最低な人間だった。

 なに・・・勝手に・・・あやまって・・・だよ・・・予想外の事態に鄭は魚のように口をパクつかせる。やがてプルプルしながら何時ぞやのマックで見せた表情になり、超必殺奥義の三跪九叩頭を披露してくれた。
 ゴスッ!ゴスッ!と2F座敷の床に頭を打ち付ける徐。床が薄いせいか1Fの天井から異音が良く聞こえたのだろう。下から店員さんが「すみません静かにしてもらえますか?」と上がって来た。

 徐は女性手員に向って、色白の肌が大木金太郎のように興奮して赤く染まった泣き面を晒しながら、こうのたまった「すみません・・・朴、頭から出血してませんか?」一滴の血も流れてないので女店員は大笑いしながら1Fに降りていった。

 あの時、マクドナルドで徐に三跪九叩頭を食らわされたTT●の気持ちが良くわかった。なんだか馬鹿馬鹿しくなったので、徐に謝罪のメールでもいいから送れよと約束させ。面倒なんで、お好み焼きを奢って帰らせた。この頃バイトとか決まってなかったんだけどね・・・

 

・・・ここで終われば笑える話なんだが、あれから十年以上経って久しぶりに聞いた徐の名前。TT●の時は足かけ五年かけて嫌がらせをした徐だ。

 もしかしたら今でも俺に気づかれない嫌がらせを続けているのかもしれない・・・ほら、君の後ろにも・・・

 

アレッ?私小説がホラー小説になっちまったよw