呼吸に意識を向ける瞑想がある。
呼吸に意識を向ける瞑想をしているとき
マインドで呼吸をしている自分がいることに気付く。
「息を吐いて、息を吸って。」
吐きたいから吐くのではなく、吸いたいから吸うのではなく
そうしなければいけないような感覚。
機械的に呼吸をしているわたしがいたの。
鼻のあたりに意識を向けて、呼吸の流れを感じようとする。
呼吸に「だけ」意識を向けると、なんだか少し息苦しい。
体の上のほうにだけ意識を向けているから、呼吸も自然と浅くなる。
なんか違う。もっと全体を感じたい。
意識を体全体に広げる。
「呼吸」ではなくて「体」に、より深い意識をあわせる。
そうすると、自分という存在の自然な流れを感じる。
体って自然と求めてくるの。不思議。
「息、もっと吐きたいわ。」
「息、そろそろ吸いたいわ。」
呼吸よりも先に、体が動きだす。
体は全てを知っている。
息が吸いたくなったら、体が自然と広がろうとしていくから
それに合わせて息を吸えばいい。
息が吐きたくなったら、体が自然と下にさがっていこうとするから
それに合わせて息を吐けばいい。
自然の体の動き。
体は宇宙だと思うんだ。
宇宙の流れに合わせて、この世界に存在する全てが流れていく。
体の流れに合わせて、その１部である全てが流れていく。
体を感じたとき、宇宙を感じる。
あ、でも全てつながっているものね。
何かを感じているとき、それはもう宇宙を感じているということなのね。
今日も目を閉じよ。
微笑みながら体と呼吸を感じよ。
（photo by 川畑樹利佳ちゃん）
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