なんとなく過ごす日々のなかで
「いつもありがとう。」
が伝えられたら本当はいいのだけど、
ちょっぴり照れくさい。
とくに身近な人って照れくさい。
だから『〜の日』ってありがたいな。
「ありがとう」を伝えるきっかけをくれるのだもの。
母の日に
『生んでくれてありがとう』
そう言ったら
『生まれてきてくれて、ありがとう』
そう言ってくれた。
いつも、わたしが「ありがとう」っていう側なのに、
さらに深い「ありがとう」がかえってくるの。
深くて温かい愛を感じて、心がやわらかくなった。
わたしのほっぺに自分のほっぺをスリスリさせて大笑いする、この愛おしい姪っ子にもママがいて
この世界に生きているみんなに母親がいて父親がいて
どのような両親のもとに生まれてきたのかはわからないけど
でも、生んでくれた存在がいることはたしかで。
その母親や父親にも母親と父親がいる。
そんなどこまでもどこまでも続く存在を、
しっかりと意識しようとしてみると
壮大すぎるなにかを感じて、なんだか感動してしまった。
ここにいるのはやっぱり奇跡で
当たり前ではないのだなって、そう思った。
この世界にいるから出会えた人がいて、大切な人がいて。
悩んだり、喜んだり、そんな愛おしい日々がある。
わたしの憧れる方が言っていた言葉を、急に思い出す。
「わたしは赤ちゃんが欲しいって思ったとき、その赤ちゃんがこの世界にくるための、通り道になりたいって思いました。」
通り道ってなんだかすごいな。
神秘だな。
そこを通らないと、この世界にはこれないのだもの。
通り道を選ぶのは子供だというけれど
すごく深い縁で結ばれている人のもとにやってくるんだろうな。
まだお腹に宿るまえの世界から、この世界にくるきっかけを与えてくれた人がいる。
本当に、ありがたいこと。
与えたもらった自分の命を、大切にしたい。
お母さん、お父さん、いつもありがとう。
お姉ちゃんも、ゆあんさんも、みんないつもありがとう。
（母の日のケーキ。どうしても生クリームがきれいにぬれない。ケーキを切るのはいつも母。母の日にもやらせるわたし。）
（お気に入りの写真）
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